ビジネスをされている方であれば「リスティング広告は比較的安価から始められる」、「リスティング広告は成果に繋がる」と聞かれたことがあるのではないでしょうか?
しかし、耳にしたことはあっても実際のところよく分からないという方のために、本記事では簡単にリスティング広告の概要をご紹介します。
これからリスティング広告を始めてみたい方の参考になれば幸いです。
1-1. 検索連動型広告
1-2. ディスプレイ広告
2. リスティング広告の利用方法
2-1. Google広告
2-2. Yahoo!広告
2-3. Microsoft広告
3. リスティング広告の費用感
1. リスティング広告とは
リスティング広告は「検索エンジンの検索結果一覧ページに掲載される広告」を意味しており、一般的には検索連動型広告と認知されています。
しかし、広告代理店の業界では上述した検索連動型広告とディスプレイ広告(バナー画像)を組み合わせてリスティング広告と呼びます。
リスティング広告の配信に用いられる主な媒体はGoogle広告・Yahoo!広告・Microsoft広告の3つです。
上記3つの違いは広告をGoogle検索を利用している人に配信するか、Yahoo!JAPANを利用している人に配信するか、またはBing検索を利用している人に配信するかです。
どの媒体で配信するかは広告主がターゲットにしているユーザーに合わせて選定します。
1-1. 検索連動型広告
検索連動型広告は少額予算で始められるだけではなく、集客・成果に繋がりやすいと人気の高い広告です。
配信の流れとしては、広告主が広告の管理画面にて「キーワード」を設定することで、ユーザーが該当のキーワードを検索した際、検索結果一覧に広告をを表示することができます。
例えば、「入浴剤」というキーワードに対し、広告を「疲れた日には入浴剤でリフレッシュ|○○製薬の「商品名」が今だけ10%OFF」という内容を設定することで、「入浴剤」と検索したユーザーにこの広告を表示させることができます。
1-2. ディスプレイ広告
検索連動型広告では、実際に登録しているキーワードで検索されなければ広告を配信することができませんが、ディスプレイ広告は様々なウェブサイト内に表示されるため、多くのユーザーに配信できます。
配信の流れとしては、広告主が広告の管理画面にて「どのような人に配信したいか」と「広告画像」を設定することで、該当するユーザーが様々なウェブサイトを閲覧している際に広告を表示することができます。
例えば、「東京都在住で車を買い替えようとしている人」という人物像を設定し、「車が安く買える」といった内容の広告画像を設定することで、ユーザーがお気に入りのブログやニュースサイトを閲覧している際にこの広告を表示させることができます。
2. リスティング広告の利用方法
リスティング広告を配信するためには広告用のアカウントをそれぞれ作成する必要があります。ここでは簡単に広告を配信するまでの流れを紹介します。
2-1. Google広告
①アカウントを作成する
Google広告のページからメールアドレスを入力し、アカウントを作成します。
このメールアドレスはどのメールアドレスでも使用できますが、管理しやすいようにGmailを利用するといいでしょう。
続いて広告を配信したいWebサイトのURLが求められるので、自分のサイトのURLを入力します。
②キャンペーンを作成する
アカウントを作成するとキャンペーンを作成する画面となります。
キャンペーンの内容は後で何度でも変更できるので、ここでは「テスト」など関係のないテキストを入力し、アカウント作成を続けましょう。
③アカウント情報を設定する
次に利用者の電話番号や支払情報などを登録する画面となるので、間違いのないよう設定を進めます。
特に「国」や「タイムゾーン」は後から変更できない項目のため、必ず「日本」、「東京」になっているか確認しましょう。
また、支払方法に自動か手動かという選択肢があります。
お試しで始めるつもりであれば、後々返金処理など手間が掛かる恐れがあるので、手動を選び設定金額以上使用しないようにしておくといいでしょう。
④広告を設定し配信する
広告アカウントの構成を考え、キャンペーン、広告グループ、どのようなキーワードで検索された際に、どのような広告文章を見てほしいのかなど広告の内容を設定しましょう。
2-2. Yahoo!広告
①Yahoo! JAPAN ビジネスアカウントを作成する
Yahoo!広告のページから会社名や住所などを入力します。
この時、パスワードを設定しますが間違いのないよう控えておくことを忘れないようにしましょう。
上記の入力後にSMS認証もしくは電話での本人確認を行うことで、アカウントを作成できます。
②広告アカウントを作成する
アカウントを作成後、広告の管理画面にログインできるようになるので、ログインします。
この画面から、広告に関係する様々な設定を行えます。
そこで次に広告アカウントを作成します。
このときGoogle広告と異なる点は、Yahoo!広告では検索連動型広告用の広告アカウントと、ディスプレイ広告用の広告アカウントの2つ作成する必要があります。(もちろん、どちらかを配信しない場合は作成不要です。)
③支払い情報を登録
Google広告と同様にここでも支払い情報を登録します。
銀行振り込みで設定すると、広告に使用できるようになるまでに3営業日ほど掛かることがあるので、注意が必要です。
④広告を配信する
Google広告と同様に広告アカウントの構成を考え、キャンペーン、広告グループ、キーワード、広告を設定し、広告を配信しましょう。
2-3. Microsoft広告
①広告アカウントを作成する
Microsoft広告のページからMicrosoftアカウントを保有しているメールアドレスを入力し、広告アカウントを作成します。
続いて広告を配信したい会社の情報入力が求められるので、入力していきます。
②支払情報を設定する
[ツール]>[請求と支払い]>[お支払情報]と進むと、広告費の支払方法を設定する画面にたどり着きますので、希望の支払方法を設定します。
④広告を設定し配信する
広告アカウントの構成を考え、キャンペーン、広告グループ、どのようなキーワードで検索された際に、どのような広告文章を見てほしいのかなど広告の内容を設定しましょう。
3. リスティング広告の費用について
リスティング広告は検索連動型広告、ディスプレイ広告どちらもクリック課金制と呼ばれる仕組みで費用が発生します。
広告が表示されただけでは費用は発生せず、広告主が配信した広告がユーザーによってクリック(スマートフォンの場合はタップ)された際に費用が生じます。
クリック課金制の他にクリック単価制、CPC(Cost Per Click)制、PPC(Pay Per Click)制などとも呼ばれますが、どれも同じ内容を指します。
費用感については配信する商材によって費用が大きく異なり、1クリック10円程度のものから1クリックで5,000円程度のものまであるため、一概に示すことは難しいとされています。
Google広告・Yahoo!広告・Microsoft広告のいずれも、広告費の予算を設定できるので、1ヶ月でいくらまで使用するかを決めた上で利用するといいでしょう。
初めてリスティング広告を利用する際はまだ広告運用がどういうものか理解が不十分と思われるので、例えば、月予算5万円といったように少額から始め、広告運用が軌道に乗ってきてから、更に成果を獲得できる見込みがあれば、予算を増額する。というような始め方がよいでしょう。
とはいえ、費用面や運用面に不安を感じる方は専門で事業をしている広告代理店に相談・依頼することがおすすめです。
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まとめ
リスティング広告について、概要から始め方まで紹介しました。
少額から始められるうえ、チラシやTVCMだけでは認知してもらえないユーザーにも配信できることから年々利用者数は増えています。
また、広告を配信して終わりではなく広告を通じてどれだけの人に見てもらえたか、どれだけの人から問い合わせがあったかといった効果検証ができるため、効果を実感しやすい点も魅力的です。
自分で始めてみることもできますが、配信戦略やアカウントの構成を考えることや、成果が出やすいように配信設定を調整することは、知識や経験が少ないと難しい場合も多いため、まずは広告代理店にご相談されることをお勧めします。