ビジネスの集客は従来、紙媒体の広告や看板広告が一般的でした。
しかしインターネットが普及した現代では、web集客が重要性を増しています。
web集客とは、インターネットを活用した集客のことであり、
web集客の手法は自然検索からの流入やweb広告、SNSの活用などがあり、種類は多岐にわたります。
web集客を利用するときは、自社のビジネスに合っている手法を選ぶことが大切です。
本記事ではweb集客のメリット・デメリットと、無料・有料それぞれのweb集客方法を紹介します。
目次
1.web集客について
インターネットは不特定多数のユーザーが利用する場であり、
適切にweb集客を行うことで高い集客効果が期待できます。
反面で、インターネットを活用するweb集客ならではのデメリットがあることにも注意しなければなりません。
web集客のメリット・デメリットをそれぞれ解説します。
1-1. web集客のメリット
web集客のメリットは、主に下記の4つです。
・ターゲティングができる ・費用対効果が高い ・マスメディアへの広告出稿とは異なり、自社でデータを収集できる ・継続して集客できるコンテンツを作れる |
web集客は、特定のユーザーにターゲティングができる集客方法です。
興味関心がある層にだけ広告を表示すれば広告の無駄打ちを減らせます。
また、自社で行ったweb集客では、顧客の属性や成約率などのデータも収集可能です。
収集したデータは大切な資産であり、次の集客活動や商品開発に活かせます。
1-2. web集客のデメリット
web集客のデメリットは、主に下記の3つです。
・専門的な知識を必要とする ・ライバルが多い ・時間と手間がかかる場合もある |
効果的なweb集客を行うためには、webマーケティングにおける専門的な知識が必要です。
高い集客効果があるweb集客はライバルが多く、効果が出るまで時間と手間がかかる場合もあります。
ただインターネット社会の昨今必ず無視することはできずやっていないと時代遅れと思われるかもしれません。
有料・無料に関わらず何かしらの対策を後述の一つでも実践することおすすめ致します。
インターネット利用状況(総務省データ):https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242120.html
また、web集客は種類によって良し悪しがあることも特徴です。
次項からはweb集客の具体的な集客方法を紹介します。
2. 無料のweb集客方法・施策
無料のweb集客方法は、下記の5つが代表的です。
・SNS発信対策 ・SEO対策 ・MEO対策 ・アプリ対策 ・外部サイトリンク対策 |
上記の方法は、いずれも自社のコンテンツを起点にして集客する方法です。
記事コンテンツを作成して上位表示を狙ったり、SNSで情報発信したりすることで商品が認知されます。
無料のweb集客は即効性の集客効果はないものの、
費用をかけずに認知度向上できることがメリットです。
無料のweb集客方法5つをそれぞれ解説します。
2-1. SNS発信対策
SNS発信対策は、SNSにコンテンツを投稿してユーザーのアクセスを促す方法です。
SNS広告とは別物の集客方法であり、利用するSNSは主に下記のサービスが挙げられます。
・Facebook ・YouTube |
SNS発信対策の一般的な使い方は、企業の商品紹介や無料オファー・セール情報の告知などです。
SNS発信対策は、ユーザーの利益となる情報を届けて、
企業・商品の知名度や好感度を高めることを目的としています。
SNSのアカウント運営を通してフォロワーを増やし、情報を届けられるユーザーを増やすことが可能です。
2-2. SEO対策
SEO対策とは、検索エンジン最適化のことです。
ユーザーがキーワード検索を行ったときに、
自社webページがなるべく検索結果の1ページ目上位に表示されるように施策を実施します。
SEO対策を行ったほうがよいケースは、自社ホームページやブログで積極的に情報発信しているときです。
SEO対策を行うことで、ユーザーが自社webページを見つけやすくなります。
2-3. MEO対策
MEO対策とは、マップエンジン最適化のことです。
マップエンジンとは基本的にGoogleマップのことを指し、
Googleマップ上の検索結果で自社情報が上位表示されるように施策を実施します。
MEO対策を行ったほうがよいケースは、実店舗が存在しており、
ユーザーの来店を促したいビジネス形態のときです。
インターネット予約などのサービスも提供していると、MEO対策は重要性を増します。
2-4. アプリ対策
自社専用アプリを作成して集客する手法も、近年は主流になりつつあるweb集客方法です。
アプリ内で有益な情報や割引などを付与し、ユーザーを他社に奪われることがない自社のファンにします。
また、自社専用アプリの広告を作成して、商品の詳しい情報を伝えるためにまずはアプリへ誘導する、
といった手法を取る企業も出てきました。
既存顧客の維持ができるアプリ対策は、大手企業などで使われることが多いweb集客方法です。
2-5. 外部サイトリンク対策
外部サイトリンク対策とは、他サイト・ブログに貼ってもらった自社のURLリンクから、
ユーザーを流入させることです。
自社の商品と関連するサイト・ブログにURLリンクを貼ってもらえれば、
購買意欲が高いユーザーの流入が期待できます。
外部サイトリンク対策は、
被リンクの増加によってGoogleからの評価も獲得できることがメリットです。
外部サイトリンク対策はSEO対策にも適しています。
3. 有料のweb集客方法・施策
有料のweb集客方法は、下記の5つが代表的です。
・リスティング広告 ・ディスプレイ広告 ・SNS広告 ・インフルエンサーマーケティング ・メールマガジン広告 |
上記はいずれも外部のサービスに広告・宣伝を出す手法です。
広告掲載料などの費用はかかるものの即効性が高く、費用対効果にも優れています。
有料のweb集客方法は専門的な知識が必要であり、広告代理店を利用することが一般的です。
次に有料の集客方法5つをそれぞれ解説します。
3-1. リスティング広告
リスティング広告とは、検索結果画面の広告枠に表示される広告のことです。
リスティング広告は検索キーワードと関連性が高い広告を表示できて、
キーワードに興味関心があるユーザーの広告クリックが期待できます。
同じ検索結果から集客するSEO対策と比較すると、リスティング広告は即効性が高いことが特徴です。
検索結果画面の広告枠はユーザーの目に触れやすい位置にあり、
リスティング広告はコストをかけるだけですぐに集客が行えます。
3-2. ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、webサイトの広告枠に表示されるバナー広告のことです。
代表的なディスプレイ広告のサービスには「Googleディスプレイネットワーク」と「Yahoo!ディスプレイ広告」があります。
GoogleとYahoo!のディスプレイ広告はどちらもターゲティング機能があり、
ユーザーが広告と接する機会を増やせることが特徴です。
効果測定などのマーケティング機能も豊富で、潜在顧客から既存顧客まで幅広くアプローチできます。
3-3. SNS広告
SNS広告とは、SNSのプラットフォーム上に表示される広告のことです。
各ユーザーアカウントのタイムラインやストーリーズなどに表示される広告が、SNS広告に該当します。
SNS上にコンテンツを投稿するSNS発信対策と比較すると、
SNS広告はコストがかかる分だけ即効性がある手法です。
SNSのユーザー情報を活用することで高精度のターゲティングが可能であり、
狙ったユーザーへと的確に広告を届けられます。
3-4. インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーの方に商品を紹介してもらう広告手法です。
インフルエンサーの方に自社の商品やサービスを実際に利用してもらい、
良ければSNSやブログで紹介してもらいます。
インフルエンサーマーケティングは、消費者目線のレビューを発信できることがメリットです。
なお、インフルエンサーの方に対価を支払ったときは、商品紹介の投稿に広告であることを明記してもらう必要があります。
3-5. メールマガジン広告
メールマガジン広告とは、他社が配信するメールマガジンに表示される広告のことです。
メールマガジンは、登録されたメールアドレスに自動で配信される仕組みであり、
購読ユーザーはメールマガジン広告も同時に受け取ります。
メールマガジン広告を利用するときは、
メールマガジンのユーザー層と広告のターゲティングが合っていることが大切です。
ユーザー層とターゲティングが一致すると、ユーザーが広告に興味関心を持ちやすく、高い集客効果を得られます。
まとめ
web集客方法を無料・有料別に5つずつ紹介しました。
web集客は勉強の時間と根気が必要であり、
紹介した無料の方法では効果が出るまでにかなりの時間がかかります。
自分で時間をかけて根気よく集客する場合は、無料の方法を選択しましょう。
有料の方法は即効性があり集客効果も高いものの、
運用する場合、専門的な知識やノウハウが必要です。
有料の方法を選択するときは広告代理店に任せるべきと言えます。
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