
💡 この記事の要点(3秒でわかるまとめ)
- 自動生成アセットは既存アセットが拾えないニッチな検索語句を補完する役割を持つため、単純な成果比較だけで停止を判断すべきではありません。
- 広告グループ構成は、ターゲットや訴求が同じで同一のLPへ着地させても違和感がない範囲で統合し、AIへの学習データを集約させることが推奨されます。
- AIがLPの内容を正確に読み取れるよう、画像中心の構成を避けテキスト情報を充実させることが、自動生成の精度と成果を最大化する鍵となります。
「自動生成された広告文、コンバージョン率が低いから止めようと思うんですよね」
先日、広告運用をされている方からこう相談を受けました。
管理画面を見ると、たしかに自動生成アセットの数字は既存アセットより見劣りします。
でも、これで止めてしまうのは早い。というより、その判断こそがいちばん多い間違いです。
前回の記事では、AI Maxの登場でランディングページがターゲティングの一部になった、という話をしました。

今回はその続きで、実際にオンにした後、何を見て何を触るのかという運用側の話をします。
広告グループの分け方についての推奨が、これまでと逆になっている点も含めて整理します。
目次
まず、広告の自動生成はどういう仕組みで動いているのか
設定の話に入る前に、裏側の流れを押さえておきます。ここを知らないと、レポートの読み方を間違えます。
管理画面では「アセットの最適化」という項目の中に、2つの設定があります。
| 設定名 | 何をするのか |
|---|---|
| テキストのカスタマイズ | 広告の見出しや説明文をAIが動的に生成する(旧・自動作成アセット) |
| 最終ページURLの拡張 | ユーザーの検索語句に応じて、サイト内のより関連性の高いページを着地先に選ぶ |
生成は4つのステップで進む
これをオンにしたとき、広告は次の流れで作られます。
- 情報の抽出:広告グループ内のキーワード、広告アセット、LPの情報、実際の検索語句、そしてLPと同じドメイン内にある情報が集められる
- アセットの生成:集めた情報をもとに広告文が作られる
- 品質モデルによるレビュー:情報の正確性、ユーザーの検索インテントや商品との関連性、プロフェッショナルで訴求力のある文章になっているかが評価される
- 表示の判定:評価をクリアし、なおかつ既存アセットより成果が良いと予測できる場合にのみ表示される
ここで注目してほしいのが1つ目です。
LPだけでなく、同じドメイン内にある情報まで見ているという点。
サイト全体が材料になっているということです。
そして4つ目。生成されたものが常に出るわけではなく、既存より良いと予測されたときだけ出る。この仕組みが、次の章の話につながります。
よくある誤解:オンにすると広告文が勝手に書き換えられる
「AIが暴走して変な広告文を出すのでは」という心配はよく聞きます。
実際には、品質モデルのレビューを通ったものだけが表示される仕組みなので、まったく無審査で出るわけではありません。
それでもブランド表記を揺らされたくない、使ってほしくない言葉がある、という場合には制御する手段があります。後半で紹介します。
自動生成アセットの成果が低く見えるのは、たいてい正常です
ここが今回いちばんお伝えしたい部分です。
なぜ数字が下がって見えるのか
自動生成されたアセットは、その1回のオークション機会において既存アセットより高い成果が見込めるとAIが予測した場合にのみ表示されます。
逆に言うと、王道で勝ちやすいオークションでは、引き続き既存のアセットが表示されるということです。
では自動生成アセットはどこで出るのか。既存アセットでは対応しきれない、ニッチなインテントをピンポイントで拾いに行く場面です。
つまりこういう分担になっています。
| 場面 | 表示されるもの | 結果として |
|---|---|---|
| ボリュームがあり勝ちやすい検索 | 既存アセット | 数字が良く出る |
| ニッチで対応しきれない検索 | 自動生成アセット | 数字は伸びにくい |
おいしいところは既存アセットが取り、難しいところを自動生成が拾う。
この構造なので、レポート上で自動生成の成果が既存を下回るのは当然なんです。
あくまでその1回の表示機会におけるベストな選択として機能している、という理解が要ります。
ここを知らずに「自動生成アセットのCVRが低い」という理由でオフにすると、これまで拾えていたニッチな検索ごと切り捨てることになります。
とはいえ、この説明を鵜呑みにするのも危険です
正直に書きます。この理屈には少し困った側面があります。
「成果が低いのはニッチを拾っているからです」と言われると、本当に効いていない場合と区別がつかなくなるからです。反証しづらい説明なんですね。
なので、成果の数字ではなく拾っているクエリの中身で判断してください。見るのは検索語句レポートです。
AI Maxを有効にすると、検索語句レポートで「AI Max」のマッチタイプが識別できるようになります。
ここでAI Max経由で拾われた検索語句を見て、次の観点で確認します。
- そのクエリは、既存のキーワード設定では拾えなかったものか
- 自社のサービスと関連性のあるクエリか
- 明らかに無関係なクエリが混ざっていないか
1つ目に該当するなら、自動生成は仕事をしています。
3つ目が目立つなら、除外キーワードで対処する。この判断なら、成果の数字に頼らずに済みます。
ぶっちゃけた話、この確認を毎月きちんとやれるかどうかで、AI Maxが効率化になるか垂れ流しになるかが分かれます。
工数が取れないアカウントなら、拡張系はオフのままのほうがマシという判断もありです。
広告グループは「細かく分ける」から「まとめる」に変わった
これまでのリスティング広告の常識と真逆になった部分です。
従来の考え方
たとえば「スキンケア」と「基礎化粧品」。
これまでは詳細な検索語句ごとに広告グループを細かく分けて、それぞれ専用の広告文でコントロールするのが定石でした。
実際、多くの運用者がやってきたことだと思います。
今の推奨
ところがAIは、この2つが裏側では同じものを探していると理解できます。
そのため分割せずに1つの大きなテーマでまとめ、学習データを集中させるほうが良い、というのが現在の推奨です。
予算が限られているアカウントほど、この考え方は効きます。
月のコンバージョンが10件しかないアカウントで広告グループを5つに分けたら、各グループ2件。これでは学習が回りません。
1つにまとめれば10件が1箇所に集まります。
最終ページURLの拡張でも、URL選択の際に重視されるのは予測されるパフォーマンスと、広告の配信元となった広告グループのテーマ性との一致です。
何を訴求したいのかというメインテーマが明確な構成のほうが、AIも判断しやすくなります。
ただし、鵜呑みにすると事故ります
ここは注意が必要です。「まとめろ」という推奨を、ターゲットが違うものまで無理やり一本化する話として受け取ると失敗します。
例に出た「スキンケア」と「基礎化粧品」は、同じものを違う言葉で探しているだけで、ユーザーの意図は同一です。だから統合しても問題ない。
でも、たとえば「ホームページ制作」と「MEO対策」を1つにまとめたらどうなるか。ターゲットも訴求も着地先も違うので、テーマがぼやけるだけです。
判断基準はシンプルに、これで切れます。
同じLPに着地させても違和感がないなら、まとめて良い。違うLPが必要なら、分ける。
Googleの推奨は「必要以上に細かく分けるな」であって「全部まとめろ」ではありません。
当社のクライアントワークでも、統合するのは同義語や表記ゆれのレベルまでで、ターゲットが変わるものは引き続き分けています。
LPがAIに読めない状態になっていませんか
ここは制作と運用の両方に関わる話です。案外見落とされます。
noindex、nofollow、クロール拒否
ウェブサイトがクローラーに読み込めない状態になっていることがあります。
これはAIに対して「このページはないものとして扱ってください」と指示しているのと同じです。
こうなっていると、AIは内容を一切把握できません。
結果として、検索に最高にマッチしたページがサイト内にあってもLPとして選択されませんし、どんなに良いコピーが書いてあっても自動生成には使えなくなります。
ありがちなのが、テスト環境のnoindexを外し忘れたまま本番公開してしまうケース。
制作に関わったことがある方なら、一度は肝を冷やした経験があるのではないでしょうか。
これまでは「SEOに影響が出る」という話でしたが、今は広告の自動生成とLP選定にも影響する。事故の重さが変わりました。
ページ全体が画像でできているLP
もう1つ、日本のLPで非常に多いのがこれです。
ファーストビューから下まで1枚画像、見出しも画像、お客様の声も画像。
デザインの自由度は高いのですが、この作りだとAIがページの内容を読み取れません。
実際、当社が診断したあるLPでは、最大の売りである価格情報がJavaScriptで後から挿入される構造になっていました。
ユーザーには見えていますが、HTMLソース上は空です。
つまりいちばん訴求したい数字が、AIから見えていない可能性がある状態でした。
参考になる事例として、会員登録が必須だったページを登録なしで閲覧できるページに変更したところ、AIがサイトコンテンツを直接読み取れるようになり、シグナル量が増えて広告配信機会とコンバージョン数が63%向上したというものがあります。
これは新しくページを大量に作った話ではありません。読める状態にしただけです。
更新は最長48時間ごと
地味ですが運用に効く話をひとつ。
広告の自動生成において、ウェブサイト内容のキャッチアップは最長でも48時間ごとに行われます。
LPを改修しても、すぐには反映されないということです。
改修当日から成果を見て「効果がなかった」と判断すると誤ります。
改修後2〜3日は評価期間に入れない、という運用ルールを決めておいてください。
よくある失敗パターン3選と対策
失敗1:自動生成アセットの数字だけを見てオフにする
冒頭の相談がまさにこれです。既存アセットと同じ土俵で比較すると、必ず自動生成のほうが見劣りします。仕組み上そうなるからです。
対策:判断は検索語句レポートで行う。AI Maxのマッチタイプで拾われたクエリを見て、既存キーワードでは取れなかったものが含まれているかを確認する。
失敗2:推奨を鵜呑みにして広告グループを統合しすぎる
「まとめたほうが良い」を字面どおり受け取り、サービスの異なるものまで1つにしてしまうケース。テーマがぼやけて、最終ページURLの拡張も的外れなページを選び始めます。
対策:同じLPに着地させて違和感がないかで判断する。統合するのは同義語や表記ゆれのレベルまで。
失敗3:LP側を整えたのに、設定が変わっていない
前回の記事でも触れましたが、これは本当に多いです。
LPを改修したのに最終ページURLの拡張がオフのまま、というパターン。特に自動作成アセットを使っていたキャンペーンは、自動アップグレードでも拡張はオフの状態で移行します。
逆に、拡張はオンなのに着地させたくないページを除外していない、というのも危険です。
対策:LP改修と設定変更をセットで進める。制作担当と運用担当が別なら、着手前に1枚のシートで状態を共有する。
LPとクリエイティブが育て合うサイクルを作る
ここからは、一歩進んだ運用の話です。
広告の自動生成は、基本的にLPなどの既存情報をベースに行われます。
つまりLPの情報がクリエイティブの種になる。一方で、運用を続けていると検索語句レポートからAIが新たに捉えたニーズが見えてきます。
キッチン家電サイトの例
わかりやすい例で説明します。
キッチン家電を扱うサイトで運用していたところ、検索語句レポートを見ると「紅茶」や「ギフト」といった意図がうかがえる語句からの流入が伸びていた。ところが今のLPには、紅茶を美味しく淹れるための機能もギフト向けラッピングの記載もない。
これはAIが見つけてくれた新しい需要に対して、受け皿となる情報が足りていない状態です。
ここでLPにその訴求を追加すると、そのコンテンツが今度はクリエイティブ生成のための新しいシグナルとしてAIに読み込まれ、紅茶やギフトに特化した広告文が自動生成されるようになります。
AIが見つけた需要に合わせてLPを更新し、それがまたAIの学習データになる。この循環が生まれます。
ただし、起点はレポートであって思いつきではない
ここを外すと効きません。
「なんとなく足しておこう」で追記したセクションは、そのインテントに実需があるかどうかの裏付けがないため、労力のわりに動きません。
正しい手順はこうです。
- 検索語句レポートで、想定外のインテントからの流入を見つける
- その流入がコンバージョンしているか確認する
- 受け皿になる情報が今のLPにあるか確認する
- なければ追加する
正直なところ、予算規模がそれほど大きくないアカウントで、これが毎月発生することはまずありません。
四半期に1回レポートを見て、1つか2つ見つかれば上出来くらいの感覚で構いません。
セクションを足すか、下層ページを作るか
受け皿を作ると決めたとして、次に迷うのがこれです。既存LPに追記するのか、新しくページを作るのか。
判断基準を整理します。
| 状況 | 対応 | 理由 |
|---|---|---|
| 既存LPのターゲットとインテントの範囲内 | セクションを追加する | ページのテーマが変わらないため、追記で足りる |
| ターゲットかインテントが変わる | 下層ページを新設する | 混ぜると訴求がぼやけ、どちらにも刺さらなくなる |
キッチン家電の例で言えば、「ギフト向けラッピング対応」はまだ同じページのテーマ内なのでセクション追加で足ります。
でも「紅茶を美味しく淹れるための機能」まで踏み込むと、これは別テーマ。下層ページのほうが適切です。
セクションを追加する場合の実装上のポイントも書いておきます。
- 本文に1行混ぜるのではなく、h2以上の見出しを伴うセクションとして追加する
- 分量は最低でも300字から500字程度。単語を散りばめるのではなく、意味のあるまとまりにする
- 位置は中盤以降で構わないが、フッター直前は弱い
- ユーザーが読んで意味のある内容にする。AI向けに書いたスカスカのセクションは、品質モデルのレビューを通らない可能性がある
新しい需要を取りに行く前に、やるべきことがあります
ここは当社の見解として、はっきり書いておきます。
新しいインテントの受け皿を作る施策は、流入はあるがコンバージョンしていない領域を取りに行く動きです。
効果はありますが、そのインテント自体の母数が小さければリターンも小さい。
予算が限られているなら、優先順位はこうなります。
- 今コンバージョンしているインテントのLPを改善する
- コンバージョン率は高いが流入が少ないところに予算を寄せる
- 新しいインテントの受け皿を作る
3番は、1と2をやり切ってから。あるいは検索語句レポートで無視できない量の流入があるインテントを見つけたときだけです。
「新しい需要を発見して受け皿を作る」という話は、予算に余裕があって既存が最適化済みという前提で成立します。
月々の広告費が数十万円規模のアカウントで最初にやることではありません。
OK例とNG例で見る、運用判断の分かれ道
| 場面 | NG例 | OK例 |
|---|---|---|
| 自動生成アセットの評価 | CVRが既存より低いので即オフ | 検索語句レポートで、既存では拾えなかったクエリを取れているか確認 |
| 広告グループ構成 | 「まとめろ」を鵜呑みにして全サービスを1グループに | 同じLPに着地させて違和感がないものだけ統合 |
| LP改修後の評価 | 公開当日から数字を見て判断 | 48時間の反映を見込んで2〜3日空けてから計測開始 |
| 受け皿の作り方 | 思いつきでセクションを追記 | 検索語句レポートで実需を確認してから追加 |
| 追記の方法 | 本文に単語を混ぜ込む | 見出しを伴う300字以上のまとまりとして追加 |
| URL拡張の設定 | オンにしただけで除外設定なし | 着地させたくないページを除外してから有効化 |
自動生成をどうしても使えない業種はどうするか
薬機法、景品表示法、金融商品取引法。日本には必須文言や禁止表現のある業種が多くあります。
医療、美容、金融、不動産あたりが代表的です。
こうしたケース向けに、制御する機能が用意されています。
テキストの免責条項アセット
レスポンシブ検索広告の説明文セクションに、利用規約や開示情報、免責事項を確実に表示するためのアセットタイプです。
従来は説明文にピン留めして対応していましたが、その方法では広告の有効性スコアが下がるデメリットがありました。
免責条項アセットなら有効性スコアに影響を与えず、最終ページURLの拡張を含むAI最大化設定のすべての機能に対応しています。
実務上の注意点をいくつか。
- 文字数制限は説明文と同じ半角90文字(全角45文字)
- レスポンシブ検索広告を作成した後でないと作成できない
- キャンペーンメニューの「アセット」から追加する
- 特定の言語や、ユーザー補助のために大きなフォントサイズが使われている場合、表示時に省略されることがある
テキストに関するガイドライン
広告に使用される文言を制限したい場合に使います。
サイト内や検索語句に含まれていても、広告には出したくない言葉がある場合が対象です。
設定は2種類。「語句の除外」で単語やフレーズを制限し、「メッセージの制限」で「こういう表現は使わない」という指示を出せます。
ブランド表記の統一が代表的な使い方です。ブランド名の表記を指定すれば、AIが勝手に略したり変形したりすることを防げます。
なお、この機能は現在ベータ版として提供されています。まずは少数のガイドラインから導入し、アセットレポートで効果を検証しながら組み込んでいくのが現実的です。
使いすぎには注意
ここは押さえておいてください。
制限やコントロールをする分だけ、AIのポテンシャルを制限することになります。
Google自身も必要最低限での利用を強く推奨しています。
裏を返せば、使わずに済むなら使わないほうが成果は出るということです。
それでも自動生成が使えない場合
推奨されている代替案は2つあります。
1つ目は、レスポンシブ検索広告のバリエーションを増やすこと。
自動生成で対応できない分を手作業で補います。
切り口や表現の異なるアセット、別のURLを入れて、アセットの充実度が非常に高い状態のものを手動で3本まで追加してください。
2つ目は、クリエイティブで活用できない分を入札で取り戻すこと。
コンバージョンのシグナルを強化することで、どのようなユーザーがビジネスにとって価値があるのかをAIに学習させます。
この2つ目について補足します。
「入札でAIを活用する」というのは、具体的には次のような施策です。
- 手動CPCを使っている場合は自動入札に切り替える
- 拡張コンバージョンやオフラインコンバージョンのインポートで、計測の精度を上げる
- コンバージョンの価値を設定し、資料請求と電話問い合わせで重みを変える
ただし正直に書くと、3つ目のコンバージョン価値の設定は、データ量が少ないアカウントでは効きにくいのが実情です。
価値の差を学習するには件数の学習より多くのデータが要るため、月に数件しかコンバージョンがない状態で重み付けをしても、AIが違いを区別できません。
予算が限られている場合、まず優先すべきは価値の設定ではなく計測の正確さのほうです。電話コンバージョンが取れているか、フォーム送信の重複計測がないか。この穴を塞ぐのが先になります。
実務チェックリスト
レポートの読み方
- 自動生成アセットの成果を、既存アセットと同じ土俵で比較していない
- 検索語句レポートでAI Maxのマッチタイプを確認している
- AI Max経由で拾われたクエリの中身を毎月チェックしている
- 無関係なクエリが混ざっていないか確認し、必要なら除外を追加している
広告グループ構成
- 同義語や表記ゆれで無駄に分割された広告グループがないか確認した
- 統合の判断を「同じLPに着地させて違和感がないか」で行っている
- ターゲットが異なるものを無理に統合していない
- 各広告グループのメインテーマが明確になっている
LPが読める状態か
- noindex、nofollowが意図せず残っていないか確認した
- robots.txtでクローラーを拒否していないか確認した
- ページ全体が画像だけで構成されていない
- 主要な訴求(価格、実績、お客様の声)がテキストとして存在する
- h1がロゴ画像だけになっていない
設定の整合
- テキストのカスタマイズの有効・無効を把握している
- 最終ページURLの拡張の有効・無効を把握している
- 着地させたくないページをURL除外に登録した
- LP改修と設定変更をセットで進める段取りになっている
- LP改修後は2〜3日空けてから計測を開始している
まとめ
整理します。
自動生成アセットは、既存アセットが取りこぼすニッチな検索を拾いに行く役割を持っています。
だからレポート上の成果が低く見えるのは仕組み上あたりまえで、数字だけを理由にオフにするのは判断ミスになりやすい。見るべきは検索語句レポートです。
広告グループの構成は、細かく分けるより1つのテーマにまとめる方向に推奨が変わりました。
ただしこれは同義語や表記ゆれの話で、ターゲットもインテントも違うものを無理に束ねる話ではありません。
同じLPに着地させて違和感がないかで判断してください。
そしてLPは、AIが読める状態になっていて初めて機能します。
noindexやクロール拒否、画像だけで構成されたページは、どれだけ良いことが書いてあってもAIには存在しないのと同じです。
最後に、優先順位の話を改めて。
新しい需要の受け皿を作る前に、今コンバージョンしているインテントの改善を終わらせる。
この順番を守るだけで、限られた予算でも成果は変わります。
設定の棚卸しから、LPの改修まで
今回の内容で厄介なのは、広告の設定を触る人とLPを作る人が分かれているケースです。
URL拡張がオフのままLPだけ改修されたり、逆に拡張はオンなのに着地先が読み取れないページだったり。部門や会社が分かれていると起きやすい事故です。
当社はGoogle Premier Partnerとして広告運用を担当しながら、同じチームでホームページやLPの制作まで手がけています。大阪を拠点に、製造業を中心とした200社以上の支援実績があります。
設定の確認だけ、LPが読める状態かの診断だけ、という段階からご相談いただけます。
出典・参考情報
- 【出典】Google 広告 ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定の仕組み」:https://support.google.com/google-ads/answer/15910187?hl=ja
- 【出典】Google 広告 ヘルプ「最終ページ URL の拡張(アセットの最適化)について」:https://support.google.com/google-ads/answer/16672777?hl=ja
- 【出典】Google 広告 ヘルプ「検索広告のテキストの免責条項について」:https://support.google.com/google-ads/answer/17028951?hl=ja
- 【出典】Google 広告 ヘルプ「アセットについて」:https://support.google.com/google-ads/answer/7331111?hl=ja
- 【参考】アナグラム株式会社「Google広告 テキストに関するガイドラインとは」:https://anagrams.jp/blog/text-guidelines-with-performance-max-and-search-campaigns/
- 【参考】石黒堂株式会社「Google広告 テキストの免責条項アセットとは」:https://ishigurodo.com/2026/07/05/post-5537/
【よくある質問】このテーマに関するQ&A
本コラムのテーマに関連して、よくいただくご質問にお答えします。
Q. 自動生成アセットのCVRが既存より低い場合、すぐに停止すべきですか?
A. いいえ、数字だけを見て即座に停止するのは避けるべきです。自動生成アセットは既存アセットがカバーしきれない難易度の高いオークションやニッチな語句を拾いに行く性質があるため、レポート上の数字が低く出るのは仕組み上当然と言えます。判断の際は検索語句レポートで「AI Max」のマッチタイプを確認し、自社に関連する新たなクエリを拾えているかを重視すべきだと考えます。
Q. 広告グループを統合する際の明確な基準はありますか?
A. はい、「同じLPに着地させて違和感がないか」を基準に判断してください。AIの学習効率を高めるためにはデータの集約が有効ですが、ターゲットや訴求内容が異なるものまで強引に一つにまとめると、テーマがぼやけて広告の精度が低下してしまいます。表記ゆれや同義語レベルであれば統合し、サービス自体が異なる場合は個別にグループを分けるというバランスの取れた設計が重要であると株式会社クイックリーは推奨します。
Q. LPを修正した後、広告の自動生成に反映されるまでどのくらい時間がかかりますか?
A. はい、LPのコンテンツがAIに再読み込みされるまでには、最長で48時間程度の期間が必要です。Googleのクローラーによるサイト情報のキャッチアップはリアルタイムではないため、ページ改修の直後に成果を判断してしまうと、古い情報に基づいた評価になってしまう恐れがあります。改修後は少なくとも2〜3日は計測を控え、AIが新しい情報を学習するのを待つことが運用のコツです。
この記事を書いた人














