2024.04.24

MEO対策のメリット・デメリットとは?運用ポイントを解説!

MEOとは、Googleマップで検索した際に上位表示を目指す施策のことを言います。
近年、マップ検索から店舗情報へアクセスするユーザーが増えており、地域ビジネスにおいてMEO対策は集客に繋げるための重要な施策です。
今回は、MEO対策のメリットやデメリット、運用ポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

MEO対策とは

MEOはMap Engine Optimization(マップエンジン最適化)の頭文字をとった略語であり、「地域+キーワード」で検索したユーザーに向けて、
Googleマップなどの地図検索において、自社のビジネス情報を上位表示させたり、露出を増やすことでユーザーを来店に繋げる施策です。

MEOはローカルSEOとしても知られており、
ビジネス情報を検索アルゴリズムに沿って最適化することで、ローカル検索において上位に表示させる仕組みです。

例えば、「梅田 広告会社」や「梅田 ラーメン店」などのキーワードを検索欄に入力すると、地図上に店舗が表示されます。
ユーザーが検索した際に、自社の店舗をマップ上で目立たせることで顧客を集客できます。

MEO対策のメリットを理解する

狙った地域の顧客にアピール

インターネットの普及拡大により、Webサイトで情報を収集してからお店に訪れる人が増えています。
一般的に、検索エンジンで店舗サービスを検索すると、大手ポータルサイトやチェーン店などの大企業が上位に表示されますが、
SEOでの上位表示が難しい場合でも、MEOならユーザーの商圏内に表示されるため、競合に対抗できる施策といえます。

Googleマップを利用するユーザーは、地域情報をもとに来店することを目的としている場合が多く、
自社の店舗情報を認知させることで予約数や来店数の増加が見込まれます。

店舗の位置を示すだけでなく、営業時間やユーザーレビューなどの情報を得ることができるので、
ユーザーはGoogleマップ上で必要な情報を簡単に入手でき、来店への動機を高めることができます。

競合が少なく、費用も抑えられる

MEO対策は、SEOに比べて注力している企業が少ないといわれています。
特に、ライバル企業の少ない地域では競合も少なくなるため、事業規模に関わらず上位表示を目指せるのはMEO対策の大きなメリットです。

また、費用に関しても、SEO対策なら月額10〜30万円ほどかかってしまいますが、
MEO対策の費用が月額3〜5万円と比較的始めやすい価格帯となっています。

短期間で効果が出やすい

SEOの対策の効果が表れるまでの期間は、様々な要因によって異なりますが、
一般的にはSEOの変更や改善を行った後、その影響が実際に検索エンジンで反映されるまでに3ヵ月~6ヶ月の期間が必要と言われています。

一方MEO対策は、施策を開始してから短期間で効果が出やすいというメリットがあり、
地域や業種によっても異なりますが、一般的には1ヶ月〜3ヶ月程度で、競合が少ない場合は数週間で効果が出るケースもあります。

店舗の信頼性を口コミで獲得する

利用者からのレビューや評価を集めることで、店舗の信頼性を高めることができます。
新規顧客にとって、口コミは店舗を利用する際の判断材料として非常に重要です。
満足度の高い口コミが多い店舗は、他店と比較して検索ユーザーにより選ばれやすくなります。

口コミの数も重要ですが、質の高い口コミを集めることが特に重要です。
利用者から得た口コミに丁寧に返信することで、コミュニケーションが活発になり、リピーターになる可能性も高まります。

MEO対策のデメリットを考える

悪い口コミが投稿されるリスク

MEO対策では良い口コミをもらうことが重要ですが、集まった全ての口コミが良い評価になるとは限りません。
ユーザーは、良い印象よりも悪い印象を感じた際に口コミを書きやすい傾向にあり、
ネガティブな内容を書かれた場合、口コミを見たユーザーが来店を避けるおそれがあります。

口コミの管理はMEO対策をする上で非常に重要な作業になります。
どのようなコメントが届いても真摯に受け止め、改善につなげることが重要です。
丁寧な返信やサービス改善の姿勢を見せることで、口コミを見た検索ユーザーからは好印象を持ってもらえる可能性があります。

店舗に対する誹謗中傷や事実無根な悪質な口コミは運営に悪影響が及ぶ可能性もあるため、
削除したい場合はGoogleビジネスプロフィールのサポートに問い合わせをして、口コミの削除を依頼しましょう。

効果が出ずらい業種もある

MEO対策の効果が現れやすいのは、飲食店や美容サロンなどの地域密着型のサービスです。
そのため、以下のようなサービスは残念ながら効果がそれほど期待できません。

・実店舗のないサービス
・BtoBがメインのサービス
・通販メインのサービス

また、検索結果にローカルパックが表示されない場合は、地図の需要がないため、対策を行っても集客効果が得られません。
MEO対策を行う際には、対策キーワードで検索した際にローカルパックが表示されるか確認しましょう。

MEO対策を効果的に行うポイントの重要性

Googleのガイドラインを順守する

Googleビジネスプロフィールのガイドライン違反をすると、アカウント停止などのペナルティを受けることがあります。
ガイドラインには「口コミに対する報酬の提供」「ビジネス名称にキャッチフレーズなどの掲載」といった様々なものがあります。

基本的なガイドラインを守ることで、Googleビジネスプロフィールの停止などのトラブルを避け、
定期的にガイドラインを確認して内容を把握しておくことが大切です。
Googleビジネスプロフィールに関するガイドラインは「ビジネスプロフィールに関するすべてのポリシーとガイドライン」に掲載されています。
https://support.google.com/business/answer/7667250

NAP情報の正確性を確保する

NAPとは、「Name、Address、Phone」の頭文字を組み合わせた言葉をいいます。

N:Name(ビジネス名・会社名・屋号など)
A:Address(住所・所在地)
P:Phone(電話番号)

GoogleはNAPの情報を用いて、ウェブ上に存在するあらゆる情報の中から、ビジネスを認識するための判断材料として活用しています。
通常、検索エンジンはリンクを通じてビジネスの関連性を認識し、ランキング評価の一部としてアルゴリズムに取り込みます。

しかし、ウェブ上にはリンクが紐づけられていない店舗情報があらゆる場所にあります。
NAP情報を統一することで、これらの情報を手がかりに、同一のビジネス情報であると認識することが可能となり、サイテーションとしての評価につながります。

例えば弊社のNAP情報は以下となります。

・株式会社クイックリー
・〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目15−2 大協シャトービル 5階
・06-6770-9895

会社名が以下のような表記になっていると、別の会社名として認識される場合があり、
住所表記について全角・半角などの差に関してはGoogleで正しく変換されて認識されますが、
番地以下の統一は必要となります。

・株式会社クイックリー(会社名が半角文字)
・〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目15番地2号 大協シャトービル 5階(番地情報が漢字表記)
・0667709895(ハイフンなし)

NAPが異なると、Googleのクローラーから見ると、異なる店舗と認識される可能性があるので、
正しい情報に統一するようにしましょう。

情報の充実度を高める

MEO対策では、ビジネスプロフィールに店舗情報を充実させることが重要です。
Googleビジネスプロフィールには以下の情報を設定することができます。

・ビジネスカテゴリ
・住所・マップピンの設定
・営業時間
・電話番号
・WebサイトURL
・写真
・サービス/商品/メニュー

これらの他に、最新情報の発信やクチコミ獲得をすることで、
キーワードの関連性や検索評価に影響を与えたりしりので、積極的に取り組んでいきましょう。

まとめ

今回はMEO対策のメリット・デメリットや運用ポイントについてご紹介いたしました。
MEO対策は、店舗営業をしているビジネスにとって有効な施策といえます。
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させ、ユーザーにとっても有益な情報を発信していきましょう!
弊社でもMEO対策をサポートさせていただくことが出来ますので、ご不明点等あればお気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人

omura

入社4年目。MEO運用担当の大村です。和歌山県出身。趣味はホテルや旅館、美味しいご飯屋さんを探すこと。 現在はMEO運用課のチームリーダーをしております。前職はホテルで勤務しており、WEB広告業界とはまったく違う業種ですが、サービス業で培ったお客様に寄り添う姿勢でクライアント様の成果に繋がるようサポート致します。 MEO対策ってどんなことするの?対策キーワードとは?といった、些細なことでもお気軽にお問い合わせ下さい!