デザイナーの舩木です。

突然ですが、皆さんフォントは好きですか？
そもそも「フォントとか書体に対して好きとか、嫌いとかがあるようなジャンルではない。」と思われる方が多いのではないでしょうか。

私は仕事上、毎日数多くのフォントを取捨選択する局面があるので「このキャッチコピーで響かせるなら、ゴシック体？それとも明朝体？」「ゴシック体でも、太め？細め？」「ここは手書きフォントの方が伝わるかな？」など。

最適なフォントは何か？脳内で抽象と具体を行ったり来たり…思考を巡らせています。
なので、できる限り客観的にユーザー目線になるように、自分の趣味思考から離れて考えるように心掛けているので、

「このフォント可愛い♡」
「独特な世界観が素敵やん」
など、純粋に心からフォントを愛でる世界は、業務と切り離した私の脳内にだけそっと存在しております…。

せっかくなので、この機会に「私の推しフォント」日本語のデザイン系書体を3つほどご紹介させていただきます！

つばめ R（フォントワークス）

うろこ部分の三角形がすごく特徴的で直線と曲線のバランスが絶妙すぎる。サッと優しく描いた印象を持っていいるので、女性や子ども向け制作物にとても合いそう。タイトルや見出しで大きく使ってメッセージを印象的に伝えられそうです。

例えば、こんな絵本の世界観

翠流デコロマン（モリサワフォント）

「翠流ネオロマン」のかなのデザインがベース。エレメントの先端や濁点部分の装飾を加えた華やかで煌びやかな書体。昭和レトロ感も醸し出しているので、お年寄りから子供まであらゆる年代にラブリーな印象を与えられそうです。

魔法使ったりできそうなファンシー系

ヒグミン にじみ（Adobeフォント）

「ヒグミン」は画家ヒグチユウコさんの手描き文字と絵をもとに、アドビのフォントデザイナー・西塚涼子さんがデザインしたオリジナル書体。ヒグチユウコさんの個性的な独特な流れのある文字がとっても素敵！

もうすぐハロウィン！ちょっとダークで怪しげに

普段あまり私の業務では使わないフォント達ですが、個性があって素敵な書体です。
今回は色やふちどりを付けたのみであまり作り込んでいないですが、フォントの選び方次第でかなり雰囲気を出せるので、業種によってはとても効果的に使用できますし、面白さとかインパクトを出したい時に良さそうかなと思います。

かなり趣味に走ってしまいましたが…いかがだったでしょうか？
最後までご覧いただきありがとうございました！