2023.07.16
新婚旅行 ~イタリア縦断~
私事ですが今年3月に入籍、6月に1週間お休みを頂いて、新婚旅行に行ってきました。
イタリア主要4都市を巡るツアーでした。
先日のyabeのブログ「30代で結婚された方におすすめの新婚旅行先5選」
では紹介されていないイタリアですが、土産話をご紹介していきます。
基本情報
東京からローマまで、飛行機で15時間程。
ロシア・ウクライナ情勢的にこの2国の上空は避けて飛行するので+1時間程かかります。
時差は7時間、日本の方が進んでいます。
機内食を食べたら眠気が来て、いつもは寝ないタイミングで早めに睡眠を取っていたこともあり、
現地時間の夜に到着しましたが、時差ボケはなかったです。
日本人がイタリア旅行するにあたって最も注意するべきなののは、個人的に飲料水だと思います。
日本では軟水のミネラルウォーターが簡単に手に入りますが、イタリアではそうはいきません。
お腹の弱い方は、硬水が合わないこともありますので、日本からペットボトルの水をもっていく等して対処しましょう。(飲み終わって空いたスペースにお土産も入れられますし)
私はお腹が弱いわけではないですが、一応気を遣って、できるだけ硬度の低い中硬水の水を現地で選んで買うようにしていました。
現地の支払いはクレジットカードが使えるところが多く、通貨のユーロを多めに用意しておく必要はないです。
しかし、チップ文化もあるため、多少は用意が必要です。
観光初日 ローマ・バチカン市国
サン・ピエトロ大聖堂
入場の持ち物検査が長蛇の列となっていました。
並んでいる間にゆっくり写真撮影できました。
建物は上から見るとキリスト教のシンボルの十字の形になっており、十字が交差する箇所の天井が写真のようにドーム状になっています。
中には、宗教絵画、石像などが多数飾られていました。
宗教美術のサイズが大きくて圧巻です。
トレビの泉
後ろ向きにコインを投げ入れると、またトレビの泉に戻ってこれるという言い伝えのあるトレビの泉です。
コインはユーロでなくても良いようです。
運悪く数日前に環境活動家が泉の水を黒く汚染してしまうという事件があったためか、テープが張られており近くまではいけないようになっていました。
Bar Fontana di Trevi
トレビの泉に向かって右手側にあるお店でジェラートをテイクアウト。
日本語OKでした!がジェラートの味をイタリア語で伝えてみると、「perfetto!(=perfect)」と褒めていただけました。
※ちなみに、マンゴー×レモン味です。
馬車
イタリアは昔の街並みが残っているところは、アスファルトではなく石畳の道路もあります。
石畳の道路ではたまに馬車を見かけました。
京都でいう人力車のような、観光用なのでしょうか。
上の写真の他にも、有名なコロッセオ等の古代ローマの遺物の近くも通りがかりました。
ガイドさんによると、他にも競馬のような感じで、馬車の速さを競わせる競技場のようなものもあったようで、2,000年も前にすでにこういう文化が存在していて、
また、現代まで続いているのは、純粋にすごいことだと感じると同時に、技術が進歩しても、人間はなかなか変わらないんだな、とも思いました。
2日目 カプリ島・ナポリ
青の洞窟
まず、カプリ島にフェリーで渡り、モーターボートに乗り換えて洞窟の前まで移動します。
複数のモーターボートが順番待ちをしているので、しばらく波に揺られながら待機。乗り物酔いしやすい人は、酔い止め必須です。
順番が来たら、5人乗りの手漕ぎボートに海上で乗り換えます。
入り口はこのボートが一隻入れるかどうかといったくらい小さく、そのために水が奇麗な青に見えるそうです。
カプリ島のレストランで食べたカプレーゼ
「カプレーゼ」は「カプリ風の(サラダ)」という意味らしく、カプリ島が起源とのこと。知らなかったです。
カプリ島の中腹あたりの中心地からの眺め
カプリ島では、お土産にリモンチェッロ(レモンのシロップ漬けのお酒、日本でいう梅酒的なお酒)とそのグラスを購入!
ナポリのバールで飲んだカフェ・フレッド(アイスエスプレッソ)
日本では見たことが無いですが、小さな氷の粒の食感も楽しめる一品で、
暑い日だったので、なおさら美味しかったです。
ナポリの路地
ナポリの街散策では、地元のサッカーチームの優勝を祝ったチームカラーの水色・白がいたるところに飾られていて、サッカーは国民的スポーツなんだと、その人気を実感しました。
日本では国民的スポーツはきっと野球かな?と思いますが、町中がこんな風景であることは、なかなか無いでしょうし。
3日目 ポンペイ遺跡
ポンペイはベスビオ火山の噴火による火砕流によって、町ごと埋もれたため、当時の生活が町ごとそのまま保存されている遺跡です。
町の約2/3しか発掘していないらしいのですが、それでもとても広い遺跡でした。
ポンペイ遺跡の道路跡
大きな石は横断歩道として使われていたらしいです。
また、馬車が何度も通って石畳がへこんだ跡も残っていました。
ポンペイ遺跡サウナ跡
下の空洞に通常のお風呂からの湯気を通して、床が温まるような設計にしていたらしいです。
古代ローマの時代からこのようなアイデア・建築がされていて、
現代さながらの入浴文化があったなんてすごいですよね!
サンタルチアやフニクリ・フニクラを歌ってくれたおじさん
昼食でポンペイ遺跡近くのレストランで食事した際に、色々と歌を歌ってくれたおじさん。
フニクリ・フニクラはケーブルカー(イタリア語では、フニクラーレ)の愛称のことで、
ベスビオ山に上るケーブルカーの宣伝用に作られたようです。
なお、このケーブルカーもベスビオ山の噴火により廃線となったようです。恐るべしベスビオ山。(因みに、それ以降は噴火していないようです。)
イタリアの新幹線「イタロ」
(写真下手くそ…)
翌日のフィレンツェ観光に向けて、イタリアの新幹線「イタロ」で移動。
4日目 フィレンツェ
ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの絵画が鑑賞できるウィフィッツィ美術館、
貴金属商品を扱う店の立ち並ぶヴェッキオ橋、
現存する世界最古の薬局、サンタマリアノヴェッラ薬局
等の観光地が徒歩圏内という観光の街です。
革製品も有名です。
たまに道で絵を広げている人がいるのですが、
うっかり踏んでしまうと「絵を汚した」と高額の請求ふっかけられる、ということがあるらしく要注意です。
ミケランジェロ広場からの見下ろすフィレンツェの街並み
ウィフィッツィ美術館 レオナルド・ダ・ヴィンチの絵の師匠の作品
左下の子どもだけ、ダ・ヴィンチが書かせてもらったらしいのですが、
衣服の影の様子などが上手すぎて、
嫉妬でダ・ヴィンチの師匠が筆を持つのがイヤになった、という逸話があるそうです。
イタリア風かき氷「グラニータ」
暑い日だったので体に染み渡りました。
ヴェッキオ橋
ウィフィッツィ美術館は旧行政機関のオフィス
(そもそもウィフィッツィ(Uffizi)とはUffizo(イタリア語でoffice)の複数形)で
メディチ家の邸宅と長い回廊で繋がっており、一度も外に出ることなく出勤できるようになっていたようなのですが、
この橋もその回廊の一部となっています。
5日目 ヴェネツィア・ミラノ
ヴェネツィア本島へと渡るフェリーからの眺め
ため息橋
有罪となった囚人が牢獄へと向かう際に、
ため息をつきながら渡ったとの話から名付けられたそうです。
小舟(ゴンドラ)に乗りながら撮影した街の風景
ヴェネツィアグラスの工房にてグラス制作のデモンストレーション
この後は店員さんが、グラスの固さをPRするために、机に叩きつけるようなパフォーマンスもありました。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世像
ヴェネツィアからミラノに移動して、短時間の観光。
イタリア半島は西ローマ帝国滅亡後、数か国に分裂している状態が長かったが、19世紀後半にようやく統一される。
そのイタリア統一の立役者、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世像がありました。
観光終了、と思いきや…
ミラノのホテルに泊まった翌日、ミラノ→ローマへ空港を乗り継ぎ、ローマから日本へと帰国予定でしたが、
ローマからの飛行機が機体チェックが必要な状況となったらしく、欠航となり、もう一泊することに…
会社も予定より1日多く休むこととなってしまいましたが、必要な業務を代理で行っていただくなど、
クイックリーのメンバーにご協力いただき、無事旅行を終えることができました。
改めて、この場をお借りして感謝申し上げます。