とあるクライアントよりMicrosoft広告の運用代行依頼を頂いており、広告配信途中経過ではありますが、配信所感を記事にしていきたいと思います。
目次
1.配信設定について
該当クライアントはGoogle広告も実施しているため、Microsoft広告のインポート機能を使い、Google広告の設定をインポートすることで、基本的な設計は同じものを使うことができました。
管理画面上部の[インポート]>[Google広告からインポート]を選択
2.管理画面操作感
Google広告やYahoo!広告の管理画面に似ていてこれらを使ったことがある人にとっては、扱いやすいと思います。
画面上部に広告アカウントに関するメニューバー
画面左部にキャンペーン以下の設計に関するメニューバー
画面中央に上記メニューで選択したフィールドに関する操作ができる
といった構成です。
2-1.ユーザー属性の除外はできない
ターゲット外なので、18~24歳、65歳以上の除外を行いたかったのですが、-90%までしか設定できないようです。
-100%を設定しようとするとエラー表示が出てしまいます
「どこか設定できる箇所を見落としているだけなのでは?」と思いMicrosoft広告サポートにも問い合わせてみましたが、-90%が限度だそうです。
2-2.クリック単価
上記のユーザー属性の設定以外はGoogle広告と同じで配信開始しました。
クリック単価はGoogle広告では290円、Microsoft広告では50円となり、Google広告の約1/6のクリック単価となりました。
2-3.配信ボリューム
クリック単価は低く抑えれていますが、ユーザーの数が異なるため、配信ボリュームはGoogle広告の方が圧倒的に多いです。
Google広告ではインプレッションシェアが10%未満となってしまうのに対し、Microsoft広告では、55%となっています。(残りの45%はランク損失)
2-4.検索クエリ
Google広告では部分一致キーワードの拡張が大きく、様々な種類の検索クエリに対して広告表示されているが、Microsoft広告の部分一致キーワードの拡張はあまり大きくなく(そもそも拡張すべき検索語句のボリューム自体があまりないのかもしれない)キーワードの設定意図から遠い検索語句への配信は少ない印象です。
3.まとめ
担当クライアントの単一のアカウントの情報のため、一般的な内容ではないかもしれませんが、Google広告と比較するとMicrosoft広告はキーワードの拡張幅が少なく、クリック単価も低いが配信ボリュームが少ないです。
CPAを低く抑えたい場合は有効かもしれませんが、まとまった数の問い合わせが欲しい場合はMicrosoft広告のみでは、難しいかもしれません。
また、配信設定や管理画面に関しては、Google広告など他の媒体の知見がある人にとっては、始めやすい設計です。
本記事がMicrosoft広告実施の検討の一助になりましたら幸いです。
★Google広告等のリスティング広告についてのご相談がある方は下記ボタンよりお問い合わせいただけますと幸いです。