リスティング広告を始めたくて少し調べていると、色々な種類があることが分かります。この記事では、それらを整理しております。
また、リスティング広告の種類について見ていく前に、
狭義のリスティング広告・広義のリスティング広告について理解しておくと、話がつかみやすくなるため、こちらについても紹介していきます。
目次
狭義のリスティング広告・広義のリスティング広告
狭義のリスティング広告
こちらはユーザーが検索した語句に連動して広告を配信できる「検索連動型広告」を指します。
広義のリスティング広告
上記の狭義のリスティング広告に加えて、
Google広告で配信できる広告メニュー(詳細は後述。ディスプレイ広告や動画広告など)についても一括りに「リスティング広告」と呼ぶことがあります。
リスティング広告の種類 ~媒体別~
リスティング広告を提供している媒体社別の種類を見ていきましょう。
Google広告
日本で71.77%のユーザーが使用している検索エンジン「Google検索」にリスティング広告を配信できる媒体です。
また、Googleと提携している検索エンジンにも広告配信ができます。
また、広義のリスティング広告の話をすると、
最も多くの広告メニューを提供している広告プラットフォームです。
Yahoo!広告
日本ではGoogleについで第2のシェア(23.59%)を誇る検索エンジン「Yahoo!検索」にリスティング広告を配信できる媒体です。
Google広告と比較して、ユーザー数が少ない分、広告を出している競合が少なくなる(=クリック単価が安くなる)傾向があります。
Microsoft広告
日本ではGoogle・Yahoo!に次ぐ第三のシェア(4.26%)の検索エンジン「Bing検索」にリスティング広告を配信できる媒体です。
Windows PCのデフォルトのブラウザ「Microsoft edge」で検索する際はこのBing検索が利用されます。
Google広告・Yahoo!広告と比較してさらにユーザー数が少ないため、
配信したいキーワードによっては、あまりクリックが獲得できない可能性もあります。
しかし、1件でもコンバージョンが獲得できれば、CPAは上記2媒体よりも抑えられるケースが多いです。
検索エンジンのシェアについては、コチラのサイトを参照しています。
リスティング広告の種類 ~広告メニュー別~
検索広告
狭義のリスティング広告と同義で、ユーザーが検索した語句に連動して広告を配信できる「検索連動型広告」を指します。
ショッピング広告
検索エンジンで商品を検索したとき、商品の画像や値段を表示させることのできる広告です。
検索広告と比較すると、
ユーザーにとっては、商品の値段がすぐに分かったり、
商品画像があることで目的の商品を見つけやすかったりする点が優れています。
Google広告・Microsoft広告で利用できます。
Yahoo!広告でもショッピング広告は可能ですが、上記2媒体と仕様が大きく異なります。
ディスプレイ広告
媒体社が提携または所有しているウェブサイトの広告枠にバナー画像・動画・テキストなどの広告を配信することができる広告です。
検索広告と異なり、ユーザーが何か検索をしていないときに表示されるため、クリック率・コンバージョン率が低い傾向にあります。
しかし、ユーザーがあまり検索しないような、従来なかった新しい商品・サービスなどの広告配信が可能です。
Google広告・Yahoo!広告・Microsoft広告で利用できます。
(Microsoft広告では、オーディエンス広告と呼ばれます)
動画広告(Youtube広告)
上記、ディスプレイ広告でも動画の広告を配信することができますが、
Google広告では、Youtube、GoogleTV、Google動画パートナー(Googleの審査を受けたウェブサイトおよびモバイルアプリ)への広告配信ができる広告メニューがあります。
上記の中でも、特にYoutubeは日本国内で7000万人以上の月間ユーザー数を誇り、多くのユーザーにリーチすることが可能です。
デマンドジェネレーション広告
Google広告で利用可能な広告メニューです。
※従来のファインド広告がデマンドジェネレーション広告にアップグレードされます。
テキスト、ロゴ、画像、動画の広告を複数入稿しておくことで、
Googleの有する広告配信先のうち、視覚的な訴求に優れた面(YouTube ショート、YouTube インフィード、Discover、Gmail)への配信を行えます。
BtoC商材と相性が良い広告メニューです。
アプリ広告
Google広告・Yahoo!広告で利用できます。
アプリのインストールや初回起動、アプリ内でのユーザーの行動(課金など)をコンバージョンとして設定できます。
特にGoogleでは、Google検索・Google Play以外にも、
Youtube、Discover、Googleディスプレイネットワークと
様々なプラットフォームに広告配信することができます。
P-MAX(Performance MAX)
Google広告で利用できます。
Google広告で配信できる全ての場所
(検索、ディスプレイネットワーク、ショッピング、Youtube、Discover、Gmail、Map)に、この広告メニューひとつで広告配信できます。
Performance MAXの名の通り、コンバージョン(つまり広告のPerformance)獲得に関連する自動入札戦略を利用でき、
その戦略に基づき、各配信面への配信配分もAIが行います。
2023年10月時点で配信されているGoogle広告の公式セミナーでは、
検索広告との併用を推奨されています。
まとめ
リスティング広告における、媒体別や広告メニュー別の種類をご紹介いたしました。
また、様々な広告メニューのうち、検索広告のことだけを指して「リスティング広告」と呼ぶ場合(=狭義のリスティング広告)、
広告メニュー全てのことを指して「リスティング広告」と呼ぶ場合(=広義のリスティング広告)があることもご理解いただけたかと思います。
リスティング広告には様々な種類がありますので、
読者様の知識整理の一助となりましたら幸いです。
一口に「リスティング広告」といっても、様々な種類があることは分かったけど、ウチの状況ならどれを選べばいいの?
など、ご相談のある方はコチラからご連絡ください。