Google広告・Yahoo!検索広告におけるキーワードのマッチタイプが
2021年7月に旧来の仕様から新しいものに完全移行されましたので、内容をまとめます。
仕様変更の概要【カンタンに】
具体的に何が変わるの?
まとめ
1.仕様変更の概要【カンタンに】
①旧来の絞り込み部分一致が新フレーズ一致に統合
②ただし、旧来の絞り込み部分一致で広告表示されていた一部の語句は新フレーズ一致では広告表示されない
ベン図にすると下記のイメージです。
新フレーズ一致では、旧来の絞り込み部分一致の範囲をほとんど網羅しています。
一部の語句は部分一致でないと広告表示されませんが、これは大きな問題ではありません。
なぜならば、今回の仕様変更はユーザーの検索の意図に合う広告を表示させたいというGoogle・Yahoo!の狙いがあるからです。
次項で具体的な検索語句の例を見ながら詳しく説明します。
2.具体的に何が変わるの?
それぞれのマッチタイプにおける挙動の違いを見てみましょう。
旧フレーズ一致 =設定したキーワードと同じ語順の場合、広告表示される
旧絞り込み部分一致=登録したキーワードが検索語句に含まれる場合、キーワードの語順に関係なく、広告表示される
新フレーズ一致 =基本的に上記旧絞り込み部分一致と同じ挙動だが、検索語句の語順により意味が異なる等、ユーザーの検索意図に沿わない場合は広告表示されない
例えば、「家 専門 店」をそれぞれのマッチタイプでキーワード登録していて、
ユーザーの意図として「家を建てたいので専門店を探している」場合の
検索語句別の広告表示されるか否かを表にまとめてみました。
3.まとめ
このように、今回のマッチタイプの仕様変更は、
単なる検索語句の文字列で広告表示するのではなく
検索語句の文字列からユーザーの意図を汲んで広告表示をしていきたいという
媒体側の意図が感じられました。
この変更は、広告を配信する側にとっても
CV獲得しにくいユーザーへの広告表示を避けることのできて
メリットのあるものだと考えています。
このコラムにて、新しいマッチタイプを理解いただき、
最適な広告運用に役立てていただければ幸いです。