近年、Web広告は日々複雑になってきました。
特にリスティング広告の複雑さは顕著です。
機能や広告形式など、どんどん進化しています。
特に難しいデータ分析も必須です。
そんな中、自社運用から広告代理店への変更を考えている方も多いでしょう。
これからリスティング広告を始める方もいるかもしれません。
本記事では、おすすめのリスティング広告代理店10選を紹介します。
さらに、あなた自身で代理店を探すときに役立つよう、広告代理店の選び方も伝えます。
プロの広告運用者である筆者が本記事を書いていますので、ぜひご覧ください。
末尾には、一般的に知られていない広告代理店の実態もぶっちゃけます。
あなたの代理店選びの参考になれば幸いです。
リスティング広告自体をもっと知りたい方はコチラへ
リスティング広告とは?【5分で分かる】利用方法から費用感まで
それでは、ぜひ最後までお読みください。
目次
おすすめのリスティング広告代理店10社比較
おすすめのリスティング広告代理店10選を紹介します。
私も実際にリスティング広告を運用しているプロです。
プロ目線で10つの広告代理店を選びました。
順不同で紹介します。
あなたの会社やビジネスにマッチするかをご確認ください。
株式会社グラッドキューブ
リスティング広告を始め、SNS広告運用やWebサイト制作にも取り組む代理店です。
もしリスティング広告が不振だった場合も、他の広告媒体のアドバイスも貰えるでしょう。
契約期間も無く、初期費用も0円であるのも強みですね。
株式会社グラッドキューブ ホームページ
アユダンテ株式会社
分析ツールといった、リスティング広告に付随するツールにも詳しい代理店です。
所属スタッフが執筆した書籍も有名です。
Web全般に知識があり、正しい分析のもと、しっかりとした運用をしてくれる印象です。
アユダンテ株式会社 ホームページ
株式会社クイックリー
筆者が所属するWeb広告代理店の株式会社クイックリーです。
自身のことで恐縮ですが、小中規模の企業様のノウハウはあると自負しています。
最低契約期間や最低広告費も設定していないため、敷居は低くなっています。
アカウントの無料診断や無料オンライン相談も可能です。
株式会社クイックリー ホームページ
合同会社SAWL
東京都のWebコンサル会社です。
Web集客の1手段として、リスティング広告運用も行っています。
リスティング広告はもちろんですが、Web集客の幅広いノウハウを活かした、
業種や商材に合ったサポートが期待できます。
デジタルアスリート株式会社
運用型広告の知見を元にインハウス支援なども行っている代理店です。
他の代理店同様、広告運用だけでなくLP制作、インハウス支援などのサービスもありますが、
それに加えて、Youtubeチャンネル運用のサービスメニューも展開しています。
株式会社シード
東京のリスティング広告代理店です。
広告グループの細分化、広告のABテスト、広告表示オプション等の細かな設定も実施しているようです。
10年以上の実績とノウハウを生かし丁寧な運用が期待できるでしょう。
株式会社デイリー・インフォメーション関西
総合広告代理店「株式会社DACホールディングス」のグループ企業です。
総合広告事業・地域ソリューション事業・グローバル広告事業・人材ソリューション事業の4つ事業領域をもち、
総合広告代理店ならではの、WEB広告に捉われない提案が期待できるでしょう。
株式会社PLAN-B
出稿広告費の下限が設けられていますが、四半期毎に顧客満足度アンケートを実施し、サービスの品質改善に努めているようですので、
まとまった金額で出稿するのでサービス品質の高い代理店を探している方のニーズに応えてくれるでしょう。
ZOOST株式会社
週次・月次で運用状況や成果を確認できるレポートと所感の提出があるようです。
レポートに関する不明点への説明も充実しているようで、
「運用状況をしっかり把握したい」「上司への報告をスムーズにしたい」
といった事情のある方はニーズに沿っている可能性があります。
株式会社バロック
広告の企画提案が得意な大阪の広告代理店です。
既存の販促がベストなのかどうか等、常に当たり前を疑う姿勢を大切にしているようで、
リスティング広告にこだわらず新しいアプローチ手段の提案も期待できるでしょう。
株式会社バロック ホームページ
リスティング広告代理店が必要な2つの理由
本題の選び方を説明する前に、そもそも広告代理店を利用する必要があるのかを考えてみましょう。
Web広告代理店で働いていると「本当に必要?」と感じることもあります。
広告運用費は決して安くありません。
いま一度、必要か確認してみてください。
リソースが足りないときにWeb広告代理店を利用しよう
本当に広告代理店の利用が必要なのは、リソースが足りないときです。
具体的には時間や人員です。細かいところではデバイスが不十分だったり、新たな人員を雇う給料が足りかったりする場合もリソース不足にあたります。
広報やマーケティングを考える時間がなかったり、人数が足りなかったりする場合は、広告代理店が必要だと判断できます。
リソースがなければ元も子もありません。
社内にノウハウが全く無い
2つ目が、社内にノウハウが全く無い場合です。
ノウハウが無いとは、筆者の経験では下記2パターンがほとんどです。
- 現在、広告を運用していないまたはしたこともない
- 運用しているがどうしても成果がでない
どちらかに該当するなら、代理店の利用をおすすめします。
自社内での解決も不可能ではありません。
しかし、リスティング広告をイチから勉強する必要があり、結局1つ目のリソース不足の問題にぶち当たることがほとんどです。
リスティング広告代理店利用のメリットは「本業に集中できる」
では代理店利用のメリットは一体なにでしょうか?
個人的な意見ですが、利用の最大のメリットは「本業に集中できる」だと思っています。
広告運用はお任せして、あなたは商品やサービスの質を向上させるのです。
すると相乗効果が生まれますよね。
これが理想のカタチだと思っています。
もし代理店を利用するときは二人三脚であることを意識しましょう。
リスティング広告代理店のデメリットは「手数料がかかる」
逆に広告代理店のデメリットは「手数料がかかる」です。
当然だと思うかもしれませんが、きちんと考える必要があります。
運用費の相場として、広告費の20%がかかってきます。
広告費が30万円/月であれば運用費は6万円になります。
月に6万円って大きいですよね。
ただし、信頼に足るような良い広告代理店であれば運用費以上の成果を出すでしょう。
信頼できるリスティング広告代理店の選び方
本題であるリスティング広告代理店の選び方を今から紹介します。
あなたも過去に選ぼうとして、諦めた経験があるかもしれません。
- 情報量が多すぎる
- 運用費が安い代理店があるが不安だ
- 途中でめんどくさくなった
諦めたことがある方は、これから紹介する方法を試してみてください。
初めて探す人もぜひ!
手順を1つずつ紹介するので、読めばすぐに実践可能です。
あなたの予算・広告費を考える
まずは、広告費(運用費を含む)を月にいくら用意できるかを考えましょう。
運用費は、相場である広告費20%として計算してください。
ポイントは、できるだけ長期間で計画することです。
リスティング広告はある程度の期間の運用が前提となります。
数日や数週間だけでは改善まで短すぎます。
最低でも数ヶ月間は続けるつもりで、計画しましょう。
インターネット検索からWebサイトを確認する
次にインターネットで検索して、気になる広告代理店のWebサイトを確認します。
ポイントは、ランキング形式などの紹介サイトではなく、代理店自体のWebサイトを参考にすることです。
代理店を選ぶときは、あまり深く考えすぎないようにしましょう。
本当に重要な選定ポイントは別にあるので、そちらは後で詳しく説明します。
ここで見るポイントを簡単にまとめました。
- リスティング広告に詳しいか(ブログなどを運用している)
- 費用や契約期間に特別なことはないか
- 正規代理店かどうか
正規代理店については正直に言うと、簡単に名乗れる仕組みです。
あれば尚良しくらいで構いません。
大きい会社と小さい会社の両方を選んでみる
気になった会社から、規模の大きい会社と小さい会社を1つずつ選んでください。
大きい会社だけでいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、大きい会社では運用者1人が受け持つ案件が多すぎて、あなたの広告まで手が回らないことがあります。
小さい会社だからといって、悪いというわけではありません。
ここではそれぞれ1つずつ選びましょう。
気になった代理店があれば、複数でも構いません。
ここが重要!実際に問い合わせて担当者と話す
ここが最も重要な手順です。
先ほど選んだ会社に問い合わせてください。
そして、担当者の様子を確認しましょう。
結論を言ってしまいますが、広告代理店の良し悪しは担当者にかかっています。
担当者がどれだけ手をかけられるかが重要視すべきポイントです。
データや機能が複雑に絡み合うリスティング広告では、これが本当に大切です。
契約前に確かめるには限界がありますが、問い合わせのタイミングで可能な限り担当者の様子を確認しましょう。
次項で、担当者選びのコツをお伝えします。
ダメな担当者だったら代理店選びからやり直せば良いだけなので、どんどん問い合わせましょう。
担当者を選ぶときのコツ
担当者の人柄も大切ですが、できるだけ具体的なポイントも紹介します。
プロの広告運用者である筆者が思うポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。
直接会えることは結構メリット
直接会えるかどうかは、意外に大切です。
あなたの想いや、商品の良さなど、きちんと伝えたいですよね。
コロナ禍でもあるため、たしかにリモートでも不可能ではありません。
しかし直接会えるに越したことはありません。
理由もなく会いたがらない、またはリモートでもミーティングをしたがらない担当者は、いま受け持つ案件で、手一杯の可能性があります。
注意しましょう。
あなたのリスティング広告について提案を聞いてみる
あなたの広告運用について、担当者から提案を聞いてみるのも良い判断基準です。
サービス内容の説明だけでは、良し悪しはわかりません。
日々改善していくリスティング広告では、具体的かつ親身な提案かどうかが非常に大切になってきます。
提案内容がテンプレートだったり、あなたの商品や状況を加味しなかったりする場合、断って次にいきましょう。
運用内容を開示してくれるか
リスティング広告のアカウントやデータ、分析ツールなどをあなたに開示するかも確認すべき項目です。
ただし正当な理由で開示しない場合もあるため、その場合は運用状況の共有方法を聞いておきましょう。
具体例としては、月に一度のレポート提出やミーティングでの説明にあたります。
もしも担当者が何もしないつもりだったら、その代理店は避けたほうが良いかもしれません。
本音で語る広告代理店の実態とは
最後に広告代理店の真相というか実態を紹介します。
代理店選びに役立つでしょう。
広告代理店ってそんな感じなんだと思ってもらえれば幸いです。
Web制作も兼業していると色々お得
「リスティング広告代理店なら、別にWeb制作はやってなくていいんじゃない?」と思われるかもしれません。
しかし、Web制作も行っている代理店にはいくつかメリットがあって、お得なことがあります。
- あなたのWebサイトの改善提案をしてくれる
- 別会社を挟まない分、Webサイトを作るときに費用が抑えられる
- 同じ会社なのでWebサイトの制作に広告ノウハウも組み込んでくれる
迷ったときは、自社でWeb制作をしているかチェックしても良いでしょう。
広告運用費20%という相場の秘密
代理店を選んでいると、ほとんどが運用費を広告費の20%にしています。
私も広告代理店に勤めていますが、運用費20%は相場で間違いありません。
理由は私にもわかりませんが、全体的に利益を考えると20%に落ち着くのでしょう。
ある程度は相場として納得するしかないと思います。
気休めではありませんが、安い広告費のクライアントほどお得である点は覚えておいたほうが良いでしょう。
広告費が多額であっても少額であっても、広告運用の内容は変わりません。
データを分析し、思案し、改善する工程と工数は同じです。
これが最低広告費や最低契約期間を設ける理由となります。
ちなみに運用費が安い代理店を選んでも、その他の諸費用がかさんで、費用が高くなることが多々あります。
こちらも注意しましょう。
結局、代理店ではなく運用担当者で成果変わる
大切なことなのでもう一度言いますが、リスティング広告代理店の良し悪しは運用担当者で決まります。
理屈はもうおわかりいただいたと思いますが、代理店の規模の大小はあまり関係ありません。
Google 広告もYahoo!広告も、誰もが利用できる広告ツールです。
大きな代理店だけが特別な機能を使ったり、ルールが適用されたりすることは、あり得ません。
手間かもしれませんが、可能な限り信頼できる担当者を探して、広告代理店を選びましょう。
小さな広告代理店の方があなたに合っているかも
大きな取引先のほうが安心できる人も多いでしょう。
しかし、広告代理店においては規模の大小ではなく、担当者で決めたほうが良いです。
せっかく大きな代理店を利用しても、改善もしてくれず、情報共有もなく、ほったらかしに遭うケースもよく聞きます。
まずは問い合わせて「信頼できる担当者か」を基準に、リスティング広告代理店を選ぶことをおすすめします。
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