WEBサイト構築では初期のコンセプト設計が最重要課題!
2022.05.20
製造業に限ったことではないですが、
会社のHPやLPを作成する際、初期に必ず「コンセプト設計」を行います。
「コンセプト設定」とは一言でいうと
”誰に何を伝えるのか”を明確にすることです。
早速、先日弊社で行ったコンセプト設計の事例を基に具体的にみていきます。
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【ご依頼主】製造業:T社様
【依頼内容】HPのリニューアル
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最初にご担当者様とじっくりじっくり話をします。
リニューアルといっても、ただ新しくすればいいというわけではありません。
”誰に何を伝えるのか”を明確にするため
5W1Hを意識しながらお話を聞かせていただきます。
このステップはとても大切なので、お客様の思っている以上に時間がかかることもありますが、
ここを大事にしないと、リニューアル後の満足につながらないと考えております。
T社様のヒアリングから見えてきたご要望は以下の通りでした。
【なぜ】新卒者の採用に力を入れたい。地域の方にも会社の技術を知ってほしい
【いつ】5月頃
【誰に】求職者(特に新卒者)・地元の方・モノづくりに興味のある方
【何を】技術力・職場の雰囲気の良さ
最重要ポイント!
【どのように】を引き出していきます。
社長様や社員の方々のお話を聞く中で
T社様が大事にしているキーワードが複数見えてきました。
- 自社製品・技術力への誇り
- 社員や、その家族を想う温かさ
- ひたむきに努力する熱意
また、T社様が手掛ける部品は”目立つ部品ではない”という性質。
この4点を掛け合わせて弊社から複数のコンセプトを提案しました。
ご担当者様3名、満場一致で「見えない技術」に決定しました。
この「見えない」には、T社様のキーワードである
「社員や、その家族を想う温かさ」「ひたむきに努力する熱意」という
「内に秘めた見えない熱さ」を内包しておりT社様の実直な姿勢も表すことができたと思っております。
ひとつのキーワードを持って制作していくことで起こるメリットは想像以上に多くあります。
①企業様とディレクター・カメラマン・ライター・デザイナーが共通認識で動ける
➡統一感のある洗練されたものが作れる
②伝えたい相手に的確に思いが伝えられる。
➡例えば今回の事例の場合は、就職活動中の学生がHPを見て、
会社をよく知ったうえで入社ができるので定着率の向上が期待できる。
③社員の皆様が改めて自社の強みを認識・意識する
➡会社の士気が高まる
完成まであと少し。
T社様の魅力を最大限に引き出し、社員様・就職活動中の学生・
更には、社員のご家族にも「素敵な会社だ」と感じていただけるようなページが完成するよう
最後まで全力疾走で頑張りたいと思います!
この記事を書いた人
Shimono Masashi
株式会社クイックリー / 製造業専門ホームページ制作 / 制作部 部長 /北海道札幌市 84年生まれ→高専→株式会社デンソー 6年→中堅制作会社 WEBコンサルタント4年→現在WEBディレクター12年 / 制作,広告運用,SEO プロデュース・プランニングからディレクションまで対応