2023.07.262023.12.20

【最新】YouTube広告の種類(メニュー)や特徴を徹底解説


世界最大規模の動画配信プラットフォームであるYouTubeは、急速な成長を続けている動画広告市場において注目度が高い媒体です。

YouTubeに動画広告を出稿する際は、Google広告の中でも特にYouTube広告用のサービスを利用します。YouTube広告の利用を開始する前に、YouTube広告の概要を知りたい人は多いでしょう。

当記事ではYouTube広告の特徴や配信可能な広告の種類、広告出稿時の注意点を解説します。
 

1.youtube広告のメリット・特徴・ターゲティングについて

YouTube広告は、YouTubeを利用するユーザーに向けて広告を配信できるサービスです。YouTubeの月間アクティブユーザー数は、日本だけでも2020年12月時点で約6,500万人を記録しています。

YouTubeはユーザーの年齢層が他SNSよりも幅広く、YouTube広告を利用すると多様な属性のユーザーに広告配信ができます。
YouTube広告は、Googleの集積したデータを用いたターゲティングができることが特徴です。ユーザーのGoogleアカウントに登録されている性別・年齢や、検索で使用したキーワードやアクセス情報に基づいて、広告配信のターゲティングを行えます。

ユーザーが興味を持っている分野の動画を視聴する際に、関連性の高い広告を配信して、商品認知や購入促進につなげることが可能です。

2.youtube広告キャンペーンの種類・フォーマット

YouTube広告で配信できる広告は、大きく分けて下記の6種類です。

・TrueViewインストリーム広告
・インフィード動画広告
・バンパー広告
・アウトストリーム広告
・マストヘッド広告
・オーバーレイ広告

広告の表示形式や課金方式はそれぞれ異なるため、広告のコンセプトに合った種類を選びましょう。6種類の広告について配信できる広告の内容や特徴、課金方式を解説します。詳細はコチラ

2-1.TrueViewインストリーム広告

TrueViewインストリーム広告は再生する動画コンテンツの前後や途中に挟み込まれる動画広告です。TrueViewインストリーム広告には、スキッパブル広告とノンスキッパブル広告の2種類があります。

スキッパブル広告は、広告開始から5秒後にスキップボタンが表示される、最長6分の動画広告です。ユーザーに広告スキップの選択肢を与えつつ、商品の認知促進に活用できます。課金方式は視聴ごとに広告費が発生するCPVで、広告がスキップされた場合は費用が発生しません。

ノンスキッパブル広告は、スキップできない最長15秒の動画広告です。広告視聴を強制できるため、ユーザーを広告に集中させたいときに適しています。課金方式はCPM課金で、動画広告が1,000回表示されるごとに広告費が発生します。

2-2.インフィード動画広告

インフィード動画広告は、YouTube上の検索結果一覧や関連動画一覧に、サムネイル形式で表示される広告です。モバイル向けのYouTubeアプリでは、トップページにインフィード動画広告が表示されることもあります。

インフィード動画広告の特徴は、動画のサムネイルがクリックされることで、再生時間の制限がない動画広告を表示できる点です。サムネイルを自発的にクリックするユーザーは商品・サービスに興味関心を持っていることが多く、商品購入や資料請求といったコンバージョンが期待できます。

インフィード動画広告の課金方式は、サムネイルが1回クリックされるごとに広告費が発生するCPC課金です。

2-3.バンパー広告

バンパー広告は、再生する動画コンテンツの前後や途中に挟み込まれる、6秒のスキップできない動画広告です。

TrueViewインストリーム広告のノンスキッパブル広告と同様に、広告視聴をユーザーに強制できます。しかし、動画の再生時間は短く、ユーザーに与える不快感は少ないことが特徴です。

バンパー広告は再生時間が6秒しかないため、動画を通して多くの情報を発信する使い方はできません。動画に盛り込む情報を絞り、1つのメッセージをユーザーへと確実に伝えられる内容でクリエイティブを制作しましょう。

バンパー広告の課金方式は、動画広告が1,000回表示されるごとに広告費が発生するCPM課金です。

2-4.アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、YouTube上ではなく、YouTubeのパートナーサイト向けに配信されるモバイル専用動画広告です。アウトストリーム広告を利用することで、YouTubeを利用していないユーザーに対して動画広告を表示できます。

アウトストリーム広告の特徴は、画面上に広告が表示されると、自動的にミュート状態で動画が再生される点です。ユーザーは画面をスクロールして動画を飛ばすことも、ミュートを解除して動画を視聴することもできます。

アウトストリーム広告の課金方式は、広告がアクティブビューの状態で1,000回表示されるごとに広告費が発生するvCPM課金です。YouTubeでは、画面に広告面積の50%以上が表示された状態で、かつ2秒以上再生された場合をアクティブビューと定義しています。

2-5.マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面トップに表示される動画広告です。YouTubeを利用する多くのユーザーに向けて広告配信ができるため、商品・サービスの認知促進に向いています。

マストヘッド広告の特徴は、オークションへの入札によって広告配信が決まる運用型広告ではなく広告枠を購入する純広告である点です。確実に広告掲載ができる純広告のメリットを活かして、ユーザーへの広告効果を高められる計画を立てた上で利用しましょう。

マストヘッド広告の利用方法は、Googleの営業担当者を通じた予約制のみです。課金方式は、1日あたりの広告費が設定されているCPD課金と、広告が1,000回表示されるごとに広告費が発生するCPM課金の2つから選択できます。

2-6.オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は、再生する動画コンテンツの下部に表示される静止画広告です。ユーザーがオーバーレイ広告をクリックすると、外部のWebサイトなどを表示します。

オーバーレイ広告の特徴は、動画の再生を継続したまま広告表示を行える点です。ユーザーが広告を見たくない場合は簡単に広告を消すこともでき、ユーザーの動画視聴を邪魔しません。

また、オーバーレイ広告の表示方式は、用意した画像クリエイティブを表示する方法と、半透明のフレームにテキストのみを表示する方法の2種類を選択できます。伝えたいメッセージに合わせた広告表示ができることがメリットです。

オーバーレイ広告の課金方式は、広告が1回クリックされるごとに広告費が発生するCPC課金と、広告表示1,000回ごとに広告費が発生するCPM課金の2つから選択できます。

3.動画広告を配信する際に注意したいこと

YouTube広告で動画広告を配信する際は、動画の秒数に注意してください。限られた秒数の中でどのようなユーザーに向けて、何をアピールしたいかを考えて、広告クリエイティブを制作しましょう。

おすすめは、ABCDフレームワークを意識することです。ABCDフレームワークとは、Googleが提唱する効果的な動画広告のクリエイティブに求められる要素であり、下記の4つで構成されています。

Attract(引きつけ)ユーザーを引き込む
Brand(ブランド)ユーザーのブランド認知を促進する
Connect(結び付け)ユーザーとブランドのストーリーを結びつける
Direct(誘導)ユーザーに望むアクションを明確に示す

4つの要素を意識することで、限られた秒数の中でもユーザーに訴求できる動画広告を配信できます。

4.まとめ

YouTube広告を利用すると、YouTubeのユーザーに向けた広告配信ができます。

YouTube広告で配信できる主な広告は、紹介した6種類です。それぞれの特徴を理解し、宣伝したい商品・サービスに合った広告手法を選択しましょう。

動画広告を出稿する際はABCDフレームワークに沿って、ユーザーにアピールできる広告クリエイティブを用意することがおすすめです。ターゲティング精度の高さで成果を期待できるYouTube広告で、動画広告を始めてみてはいかがでしょうか。
WEB広告全般についてご相談がある方は、下記ボタンよりお問い合わせいただけますと幸いです。

この記事を書いた人

morimoto

WEB広告プロデューサーの森本です。関わる全ての人の幸せを追求することが使命です。昨日の自分を超える!という気持ちで毎日を過ごしています。