コラム|株式会社クイックリー

2026.09.152026.09.25

LINEヤフー広告の検索クエリーマッチングスタート|インテントマッチ・AI Maxとの違いを整理

💡 この記事の要点(3秒でわかるまとめ)

  • 検索クエリーマッチングはキーワードだけでなく広告アセットやランディングページ(LP)の内容をシステムが読み取り、関連性の高い検索語句へ広告を配信する新機能です。
  • 既存のインテントマッチとは配信対象が約92%重複しない別軸の拡張機能であり、キーワード登録がない未知のニーズや切り口に対しても広告を表示できるメリットがあります。
  • GoogleのAI最大化設定とは異なりURLの自動拡張や広告文の自動生成機能はないため、既存のLPを活かしたまま配信精度を高めたい場合に有効な手段となります。

2026年9月14日、LINEヤフー広告の検索広告に「検索クエリーマッチング」という機能の提供が始まりました。
当初は「AIキーワード拡張」という名称で告知されていたものが、リリース時に名称変更されたものです。

この手の機能が出ると、必ず出てくる疑問が2つあります。

ひとつは「インテントマッチと何が違うのか」、もうひとつは「Google広告のAI Maxと同じようなものか」。
どちらも、公式の説明だけを読んでいると腑に落ちにくい部分です。

この記事では、公式リリース資料の内容を整理したうえで、この2つの疑問に答えます。
あわせて、リリース直後だからこそ確認しておきたい設定の初期状態と、レポートの落とし穴についても書きます。

検索クエリーマッチングとは

まず公式の説明から確認します。

検索クエリーマッチングとは、検索意図、キーワードとの関連性、広告アセットやランディングページの内容などを踏まえ、システムが関連性が高いと判断した検索クエリーに対して広告を配信する機能です。

判断材料は4つある

公式リリースでは、以下の要素を踏まえて配信すると説明されています。

  • インターネットユーザーの検索意図
  • 入稿されたキーワードとの関連性
  • レスポンシブ検索広告のアセットの内容
  • ランディングページの内容 など

この4つが並んでいることが、この機能を理解するうえでいちばん大事な部分です。
あとで詳しく触れます。

メリットとしては、キーワードの追加や見直しといった広告運用の工数を省きながら、広告効果の向上が見込めるとされています。

具体的にどう動くのか

公式資料に掲載されている例が分かりやすいので、引用しながら説明します。

参照する情報 内容
登録済みキーワード 掃除機
広告アセットの内容 自動清掃/静音/水拭き対応/お手入れ簡単
ランディングページのコンテンツ ロボット掃除機/自動ゴミ捨て

この状態で、ユーザーが「床掃除 静音 時短」と検索したとします。
システムはこれらの情報を参照し、検索クエリーと広告の関連性が高いと判断して配信する、という流れです。

ここで注目してほしいのは「時短」という語です。
登録キーワードにも広告アセットにも直接含まれていませんが、LPの「自動ゴミ捨て」やアセットの「お手入れ簡単」といった情報から、文脈的に結びついている。

登録キーワードに存在しない概念でも、LPやアセットに書いてあれば拾える。これがこの機能の核です。

既存マッチタイプとの関係

公式資料では、検索クエリーマッチングを利用すると既存のマッチタイプによる配信を補完し、相対的に関連性の低い検索クエリーへの配信を抑えながら、獲得につながる可能性のある新たな検索クエリーに広告を配信する、と説明されています。

図で見ると違いがはっきりします。

従来は完全一致を中心に、フレーズ一致、インテントマッチと同心円状に段階的に広がる形でした。
検索クエリーマッチング適用後は、この同心円が不定形に変形するという表現になっています。

単純に外側へ均一に膨らむのではなく、関連性の低いところは削って、別の方向に伸びる。
この「形が変わる」というイメージが、次に説明するインテントマッチとの違いにつながります。

インテントマッチとは何が違うのか

ここがいちばん質問の多い部分だと思います。

出発点が違う

インテントマッチは、登録キーワードを起点に意味を広げる仕組みです。
「軽自動車 新車」から「軽 新車 安い」「新車 軽自動車 大阪」といった、意味が近いクエリーに広がっていく。

あくまで登録された語が中心にあって、その周辺に広がる構造です。

対して検索クエリーマッチングは、先ほどの4つを判断材料にします。
インテントマッチが見ているのは、このうち「入稿されたキーワードとの関連性」だけ。検索クエリーマッチングは、そこに広告アセットとLPの中身が加わっています。

判断材料 インテントマッチ 検索クエリーマッチング
入稿キーワードとの関連性 見る 見る
ユーザーの検索意図 見る 見る
広告アセットの内容 見ない 見る
ランディングページの内容 見ない 見る

先ほどの掃除機の例に戻すと、インテントマッチなら「掃除機」からの意味的な近さしか見ません。
「床掃除」くらいまでは届いても、「時短」という切り口には届きにくい。
LPに何が書いてあるかを見ているかどうかで、拾える範囲の方向が変わるわけです。

公式データが示す、重複の少なさ

理屈だけだと納得しづらいので、数字を見ます。

テスト利用キャンペーンの分析結果として、検索クエリーマッチングで配信したクエリーの91.9%は、インテントマッチでは配信できていないクエリーだったと公表されています。
インテントマッチでも配信できているものは8.1%のみ。

公式の表現では、インテントマッチと検索クエリーマッチングは異なるクエリーに反応する傾向がある、とされています。

もしこれが単に「インテントマッチをさらに外側に広げたもの」なら、重複はもっと多くなるはずです。
同心円が外に伸びただけなら、内側は当然含まれますよね。
そうなっていないということは、別の軸で広がっているということです。

実務上の結論はひとつ。「インテントマッチを使っているから検索クエリーマッチングは不要」という判断は成り立ちません。
重複が8.1%しかない以上、別物として検討する必要があります。

ただし、追加領域の規模は限定的

一方で、同じ資料にこういう数字もあります。

全配信クエリーに占める検索クエリーマッチングの割合は4.9%で、追加領域の規模は限定的な傾向。
ただし完全一致とフレーズ一致が中心の場合は、追加領域が大きくなる可能性があるとされています。

つまり、別軸ではあるものの、量としてはそれほど大きくない。
インテントマッチ中心のアカウントほど追加領域は小さく、完全一致中心のアカウントほど大きくなる、という関係です。

Google広告のAI Maxとの違い

「ヤフーもAI Maxみたいなものを出した」という理解をされている方が多いのですが、範囲がかなり違います。

機能セットの範囲

Google広告のAI最大化設定は、大きく3つの機能で構成されています。検索語句とのマッチング、テキストのカスタマイズ(広告文の自動生成)、最終ページURLの拡張(着地先ページの自動選択)です。

検索クエリーマッチングは、このうち1つ目に相当する機能のみです。

機能 Google AI最大化設定 LINEヤフー 検索クエリーマッチング
検索語句の拡張 あり あり(この機能に相当)
広告文の自動生成 あり なし
着地先ページの自動選択 あり なし

いちばん大きい違いは、リンク先URLが変わらないこと

Googleの最終ページURLの拡張は、指定した最終ページURLを、ユーザーの検索語句に応じてサイト内のより関連性の高いページに置き換えます。

これに対してLINEヤフーは、公式FAQで明確に否定しています。
検索クエリーマッチングによって最終リンク先URLが自動的に変更されることはなく、通常の検索広告と同様に、入稿されているキーワードや広告の設定に基づいて決まる、と。

適用ルールは次のとおりです。

  • 対応する入稿キーワードがある場合:キーワードに設定されたURL。キーワードにURLが設定されていない場合は、配信される広告に設定されたURL
  • 入稿キーワードを利用せず配信される場合:配信される広告に設定された最終リンク先URL

未登録のキーワードで拾われたクエリーであっても、着地先はいつものLPということです。

この違いが実務にどう効くか

LPの扱い方が変わります。

どちらの媒体もLPの内容を参照しますが、Googleは配信の判断・広告文の生成・着地先の選択という3つの目的で読んでいます。
だからページを複数用意する意味が生まれる。

LINEヤフーは配信の判断にしか使いません。
着地先は変わらないので、ページを増やしても選択肢にはならない。

つまり、検索クエリーマッチングのためにLPを増やすという施策は成立しません。
やる意味があるのは「今あるLPを、システムが読める状態にしておく」ことだけです。

ページ全体が1枚の画像でできているLPや、主要な情報がJavaScriptで後から挿入されるLPは、この観点では不利になります。
ここは媒体を問わず共通する話です。

制御手段もシンプル

Googleの場合、広告文が自動生成されるため、使ってほしくない語句を制限する機能や、法令上の必須文言を確実に表示する機能が用意されています。

LINEヤフーは広告文を生成しないので、そうした制御機能は存在しません。制御手段は対象外キーワードのみです。

公式FAQでも、対象外キーワードを設定した場合は検索クエリーマッチングによる配信にも適用される、と明記されています。
シンプルなぶん、薬機法や景品表示法への対応が必要な業種にとっては、導入のハードルは低いとも言えます。

設定方法と、リリース直後の初期状態

ここは今すぐ確認しておきたい部分です。

キャンペーンと広告グループの両方に設定がある

検索クエリーマッチングは、キャンペーンまたは広告グループ単位で設定できます。
それぞれの設定画面で「利用する」を選ぶ形です。

重要なのは階層関係です。
キャンペーンで「利用しない」を選択した場合、配下の広告グループで「利用する」を選択しても動作しません。

初期状態の組み合わせに注意

本機能のリリース後、既存のキャンペーンは「利用しない」、広告グループは「利用する」という設定になっています。

キャンペーンを「利用する」に変更することで、配下の広告グループすべてに検索クエリーマッチを適用できる状態になっている、というのが公式の説明です。

これ、便利な反面で注意が要ります。
キャンペーン側が安全弁になっている状態なので、キャンペーンを切り替えた瞬間に、配下の広告グループすべてへ一斉に適用されるということです。

特定の広告グループだけで試したい場合は、順序が逆になります。

  1. 試さない広告グループを先に「利用しない」へ変更する
  2. そのうえでキャンペーンを「利用する」に変更する
  3. 試したい広告グループが「利用する」になっていることを確認する

作成済みの広告グループの初期値が「利用する」である以上、この順序を踏まないと全面適用になります。

なお、広告グループの設定画面で「上位のキャンペーンを利用するに設定してください」というメッセージが表示されている場合でも、設定の保存自体は可能です。
このメッセージは、広告グループが「利用する」でも上位キャンペーンが「利用しない」のため有効になっていないことを知らせるものです。

利用できるキャンペーンと入札戦略

項目 内容
キャンペーンタイプ 標準キャンペーンのみ
推奨される入札戦略 コンバージョン数の最大化/コンバージョン単価の目標値/コンバージョン価値の最大化/広告費用対効果の目標値

すべての入札戦略で利用できますが、上記以外で利用する場合は適切に機能しない可能性があるとされています。
手動入札で運用しているアカウントは、そこから見直す必要があります。

対応ツールは、広告管理ツール、キャンペーンエディター、LINEヤフー広告 検索広告 APIです。

レポートの落とし穴

ここは知らないと確実にハマります。

検索クエリーマッチングで配信されたクエリーは、検索クエリー一覧画面と検索クエリーレポートで確認できます。
マッチタイプの欄に「検索クエリーマッチング」として表示されます。

ただし制限があります。

検索クエリー一覧画面とレポートに以下のオプション項目を追加した場合、検索クエリーマッチングによって配信されたクエリーの一部が表示されません。

  • キーワード
  • キーワードID
  • キーワードトラッキングID
  • マッチタイプ(※「検索クエリーのマッチタイプ」は含まれません)

具体的に何が消えるかというと、こうです。

クエリーの種類 対象項目を含めない 対象項目を含める
既存マッチタイプで配信 表示される 表示される
検索クエリーマッチングのうち登録済みキーワード 表示される 表示される
検索クエリーマッチングのうち未登録キーワード 表示される 表示されない

つまり新規開拓分がまさに見えなくなります。
この機能の成果そのものが欠落するわけです。

公式も、検索クエリーマッチングで配信されたすべてのクエリーを確認したい場合はこれらの項目を追加しないよう案内しています。

実務的に言うと、多くの運用者はレポートに「キーワード」列を入れているはずです。
どのキーワードから来たかを見たいのは当然ですから。
となると、確認用のレポートを別に用意する必要があります。
普段のレポートとは分けて、検索クエリーマッチング確認用のテンプレートを作っておくのが現実的です。

公式事例をどう読むか

公式資料には2つの事例が掲載されています。どちらも2026年7月から8月のデータで、ABテストを活用した配信データを集計・分析したものとされています。

事例1:自動車・輸送用機器業種

登録マッチタイプの内訳は、完全一致26.0%、フレーズ一致33.0%、インテントマッチ41.0%。完全一致とフレーズ一致が中心のキャンペーンです。

指標 変化率
インプレッション数 +5%
クリック数 +2%
コンバージョン数 +8%
コスト +9%
CPC +7%
CPA +1%
クエリー数 +17%

公式の説明では、CPCは上がったがCPAは同程度で、配信拡大をしながらより多くのコンバージョンを獲得した、とされています。

事例2:業務用機器・用品業種

こちらは登録マッチタイプがインテントマッチ100%のキャンペーンです。

指標 変化率
インプレッション数 +10%
クリック数 +10%
コンバージョン数 +8%
コスト +4%
CPC -6%
CPA -4%
クエリー数 +4%

主要指標がすべて改善し、広がりは小さいが配信拡大により多くのコンバージョンを獲得した、と説明されています。

2つの事例から読み取れること

並べて見ると、構造の違いが分かります。

事例1は完全一致中心なので、新規領域への拡張幅が大きい。クエリー数が+17%と大きく伸びた一方、単価の高い未知の領域に踏み込んだぶんCPCが+7%上がっています。
事例2はインテントマッチ100%なので拡張幅が小さい。クエリー数は+4%にとどまる代わりに、質の高いところだけを拾えてCPCもCPAも改善しています。

公式資料でも、インテントマッチ中心のキャンペーンより、完全一致とフレーズ一致中心のキャンペーンの方が新規領域への拡張幅が大きくなる可能性がある、と注意喚起されています。

数字を鵜呑みにしないための視点

ここは正直に書きます。
当社としては、この数字をそのまま提案に使うことはしません。理由は3つあります。

1つ目は、どちらも「コストが増えている」という点です。
事例1はコスト+9%に対してCV+8%。事例2はコスト+4%に対してCV+8%。効率が劇的に改善したというより、予算に余裕があったから配信を拡大できたという構造です。
予算上限に張り付いているアカウントでは、同じ結果は再現しません。

2つ目は、事例が2件しかないことです。
しかも自動車・輸送用機器と業務用機器・用品という、比較的BtoB寄りで検討期間が長い業種です。地域密着のサービス業や、指名検索が中心のアカウントで同じ結果になる保証はありません。

3つ目は、期間が2か月という点です。
後述する2週間の学習期間を差し引くと、実質の評価期間はさらに短くなります。季節性の影響も分離されていません。

とはいえ、追加領域は4.9%で限定的という数字を資料自身が書いている点は、むしろ誠実だと感じます。「劇的に伸びる」とは一言も言っていないんですね。ここは読み飛ばさないほうがいい部分です。

有効化すべきか、見送るべきか

ではどう判断するか。当社としての考え方を整理します。

有効化を検討すべきアカウント

  • 予算に余裕があり、配信機会が足りていない。日予算を使い切っておらず、もっと配信したいのに広がらない状態
  • 完全一致中心で、意図的に絞りすぎている自覚がある。拡張幅が大きくなる可能性が高い
  • インテントマッチを入れているが頭打ちになっている。91.9%が異なるクエリーなので、別軸の拡張余地がある
  • コンバージョン数が十分にあり、2週間の学習を回せる
  • ABテストを実施できる体制がある

見送りを検討すべきアカウント

  • 予算制限が出ている。ここがいちばん大きい判断軸です
  • 月間のコンバージョン数が少なく、学習が回らない
  • 検索クエリーの確認に工数を割けない
  • 手動入札で運用しており、入札戦略の見直しから始める必要がある

予算制限が出ているなら、優先度は下がります

ここは少し踏み込んで書きます。

リーチ拡張系の機能は、そもそも「予算は余っているが配信機会が足りない」状態を解消するためのものです。
日予算の上限に張り付いているなら、配信機会はすでに足りている。

その状態で新規領域を足すとどうなるか。
同じ予算を、実績のある既存領域と未知の新規領域で奪い合うことになります。
既存領域にはCVRの実績がある。新規領域は未知数。
限られた予算をそこに割くのは、期待値として不利に働きやすいと考えています。

当社のクライアントワークでも、月々の広告費に余裕がないアカウントは珍しくありません。
そうした場合は、まず予算制限の解消、つまり除外キーワードの精査や入札調整による無駄クリックの削減が先だとお伝えしています。

とはいえ、すべてのアカウントで見送るべきという話でもありません。
予算に余裕があり、完全一致中心で絞りすぎているアカウントであれば、試す価値は十分にあります。
アカウントごとに判断が分かれる機能、という理解が実態に近いです。

運用上の注意点

2週間は判断しない

公式資料に明記されている、いちばん実務的な注意点です。

機能導入当初は学習中のためクエリーが広がりやすい可能性があるので、2週間が経過して学習完了後の配信結果から成果の良し悪しを判断してください、とされています。
配信ボリュームが少ない場合は、学習期間を多めに取るよう案内されています。

導入直後に数字が荒れても、そこで止めないこと。逆に、導入直後に数字が伸びてもそれが実力とは限らないこと。
配信ボリュームが少ないアカウントでは、2週間でも足りません。
そもそも判定できるだけのデータが集まらないので、そういうアカウントでは無理に検証しようとしないほうがいいというのが当社の見解です。

クエリーのメンテナンスを定期的に

今まで配信されていない新規の領域に配信されることで、インプレッション数、クリック数、コンバージョン数が増加する可能性があります。
最適なパフォーマンスで配信するために、クエリーのメンテナンスを定期的に実施することが推奨されています。

要するに、拾ったクエリーを見て、不要なものは対象外キーワードに追加していく作業です。
これを継続できるかどうかが、この機能を効率化にするか垂れ流しにするかの分かれ目になります。

可能ならABテストを

公式では、可能な場合はABテストを実施し、効果を確認したうえで利用することが推奨されています。
ABテストが実施できない場合は、設定変更前後のパフォーマンスを比較して、継続して利用するか検討するよう案内されています。

前後比較は季節性の影響を受けるので、できればABテストのほうが望ましい。
ただ配信ボリュームが小さいアカウントではABテストも成立しにくいため、そこは現実的な落としどころを探ることになります。

実務チェックリスト

まず確認すること

  • 運用中のキャンペーンで、検索クエリーマッチングの設定状態を確認した
  • 広告グループ側の初期値が「利用する」になっていることを把握した
  • キャンペーンを切り替えると配下すべてに適用されることをチームで共有した
  • 標準キャンペーン以外では利用できないことを確認した
  • 入札戦略が推奨されているものになっているか確認した

有効化の判断

  • 日予算の上限に張り付いていないか確認した
  • 月間のコンバージョン数が学習を回せる水準にあるか確認した
  • 登録マッチタイプの内訳を把握した(完全一致中心か、インテントマッチ中心か)
  • ABテストが実施可能か検討した
  • 検索クエリーの確認に割ける工数があるか確認した

有効化した後

  • 確認用のレポートを、キーワード関連項目を含めない形で別途作成した
  • 導入から2週間は成果判断をしない前提で共有した
  • クエリーのメンテナンスを行う頻度と担当を決めた
  • 対象外キーワードが検索クエリーマッチングにも適用されることを確認した

まとめ

整理します。

検索クエリーマッチングは、登録キーワードに加えて広告アセットとランディングページの内容まで判断材料にする点が新しい機能です。
そのぶん、登録キーワードには存在しない切り口のクエリーまで拾えるようになりました。

インテントマッチとは別物です。
公式データでは重複が8.1%しかなく、異なるクエリーに反応する傾向があるとされています。
インテントマッチを使っているから不要、という判断は成り立ちません。

Google広告のAI最大化設定とも範囲が異なります。検索クエリーマッチングは検索語句の拡張のみで、広告文の自動生成も着地先ページの自動選択もありません。
この機能のためにLPを増やす必要はなく、今あるLPを読める状態にしておけば足ります。

そして有効化の判断は、アカウントごとに分かれます。
予算に余裕があって完全一致中心なら試す価値がある。
予算制限が出ているなら、まずそちらの解消が先です。

リリース直後の今は、まず設定状態の確認から。
キャンペーンが「利用しない」で守られているうちに、どう進めるかを決めておくのが安全です。

設定の確認から運用まで、まとめてご相談ください

新機能がリリースされるたびに設定を確認し、自社のアカウントで使うべきかを判断する。
この作業は地味ですが、放置すると意図しない配信につながります。

当社はGoogle Premier Partnerとして、Google広告・Yahoo!広告の運用を担当しています。
大阪を拠点に、製造業を中心とした200社以上の支援実績があります。
広告の運用だけでなく、受け皿となるホームページやLPの制作まで同じチームで対応しているため、媒体側の仕様変更にあわせたサイト側の見直しもあわせてご提案できます。

「今の設定がどうなっているか分からない」「自社のアカウントで使うべきか判断できない」という段階からご相談いただけます。

リスティング広告運用のサービス詳細はこちら

ホームページ・LP制作のサービス詳細はこちら

出典・参考情報

  • 【出典】LINEヤフー株式会社「LINEヤフー広告 検索広告 検索クエリーマッチングの提供開始」リリース資料(2026年9月)
  • 【出典】LINEヤフー for Business 公式お知らせ「検索クエリーマッチングの提供について」
  • 【参考】Google 広告 ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定の仕組み」:https://support.google.com/google-ads/answer/15910187?hl=ja
  • 【参考】Google 広告 ヘルプ「最終ページ URL の拡張(アセットの最適化)について」:https://support.google.com/google-ads/answer/16672777?hl=ja

【よくある質問】このテーマに関するQ&A

本コラムのテーマに関連して、よくいただくご質問にお答えします。

Q. インテントマッチ(部分一致)を設定していれば、検索クエリーマッチングは不要ですか?

A. いいえ、両者は異なるクエリーを補完し合う関係にあるため、併用を検討すべきです。公式データでは、本機能で配信されたクエリーの約92%がインテントマッチでは拾えないものでした。キーワード起点ではなくLPやアセットの内容からも判断されるため、新たな顧客層へのリーチが見込めます。

Q. Google広告の「AI最大化設定(AI Max)」と同じ機能と考えて良いでしょうか?

A. いいえ、LINEヤフーの機能は検索語句の拡張のみに限定されており、Googleのように広告文の自動生成や着地先URLの変更は行われません。広告主が設定したLPと広告文が維持されるため、薬機法等の規制が厳しい業種でも内容をコントロールしやすいのが特徴です。

Q. 予算上限に達しているキャンペーンでもすぐに有効化すべきですか?

A. いいえ、予算制限が出ている場合は、既存の成果領域と予算を奪い合うことになるため導入の優先度は下がります。まずは除外設定等で無駄なコストを削減し、リーチを広げる余力ができてから学習期間を設けてテストを開始するのが、広告運用の効率を最大化させる定石です。


この記事を書いた人

y.tanaka

マーケティング部 次長田中です。 WEB広告・ホームページ制作・MEO対策・SEO対策などを様々な視点からご提案させていただきます。 WEB関係・広告関係であればまずは相談してください、解決します! お客様の側に立ち無理なく最適なプランをご提案させていただきます。 「素早く丁寧に」をモットーにお客様の成果が上がるようにがんばります!!

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